【スクープ!】メルセデス・ベンツ EQA セダンをシュトゥットガルトでキャッチ

【スクープ!】メルセデス・ベンツが開発する4ドアクーペBEV「EQA セダン」は2025年デビュー?

2025年とデビューがかなり先のため、ボディ全体にカモフラージュが施された「EQA セダン」。
シュトゥットガルトのメルセデス開発センターにおいて、厳重なカモフラージュが施された状態で「EQA セダン」と思われる車両が撮影された。
フル電動モデル攻勢を続けるメルセデス・ベンツは、現在Cクラス・セダンのBEV仕様「EQC セダン」に続き、コンパクトセグメント向けに「EQA セダン」を開発している。今回、ドイツ・シュトゥットガルトのメルセデス開発センター内を走行するプロトタイプの撮影に成功した。

Mercedes-Benz EQA Sedan

コンパクト4ドアBEVの登場を予告

2025年とデビューがかなり先のため、ボディ全体にカモフラージュが施された「EQA セダン」。
2021年の段階で、メルセデス・ベンツはEQAとEQBのギャップを埋める、4ドアBEVモデルの投入を予告していた。今回撮影されたテスト車両にはエキゾーストパイプが存在せず、内燃機関モデルでないことが分かる。

メルセデス・ベンツのフル電動シリーズ「EQ」は着々とラインアップの拡充を続けており、量販が見込めるコンパクトSUVセグメントに向けては「EQA」と「EQB」が投入された。多くのメーカーがSUVやクロスオーバー中心のラインナップへと再編を進めるなか、メルセデスは伝統的な3ボックス・セダンを捨てるつもりはないようだ。

メルセデスのチーフデザインオフィサーを務めるゴードン・ワグナーは、2021年のフランクフルト・モーターショーにおいて、コンパクトBEVモデルとなる「EQA セダン」の投入を予告。当時からコンベンショナルなセダンではなく、4ドアクーペスタイルで開発されていると予想されており、今回のスパイショットはそれを証明する形になった。

最新プラットフォーム「MMA」がベースに

2025年とデビューがかなり先のため、ボディ全体にカモフラージュが施された「EQA セダン」。
EQA セダンは2024年から本格生産が開始される電動・内燃機関両方に使用可能なプラットフォーム「MMA」をベースに開発されている。

CLA を思わせる流麗な4ドアセダンスタイルは、エアロダイナミクスに優れ、1回の充電でより長い距離を走行することが可能になるだろう。すでにマーケットに投入されている「EQE」と「EQS」もこのシルエットを採用しており、4ドアクーペスタイルはEQシリーズの4ドアモデルの“ファミリー感”を強調することになる。

ただ、EQEやEQSとは異なり、EQA セダンには現行のEV専用プラットフォームが採用されない。メルセデス・ベンツは2020年10月に開催された「メルセデス・ベンツ・ストラテジー・アップデート2020」において、2024年から製造が開始される新型プラットフォーム「MMA(Mercedes Modular Architecture)」を発表。MMAは主にコンパクトBEVやミッドサイズBEV向けとなり、内燃機関モデルにも対応。EQAはこのMMAをベースに開発されている。

待望のコンパクト4ドアBEVは2025年デビューか

2025年とデビューがかなり先のため、ボディ全体にカモフラージュが施された「EQA セダン」。
現時点で、かなり厳重なカモフラージュが施されているため、EQA セダンの投入は、現行AクラスとBクラスの製造終了後、早くても2025年となる見込みだ。

BEVモデルが拡充される一方、2025年には現行AクラスとBクラスの生産が終了すると言われている。これにより、メルセデス・ベンツが展開する内燃機関(ICE)モデルは、CLAセダン/CLA シューティングブレーク、コンパクトSUVのGLA、7人乗りコンパクトSUVのGLBの4車種に絞られるようだ。

今回撮影されたEQA セダンは、EQAとEQBを補完するかたちで2025年のデビューを予定。メルセデス・ベンツはBEV、PHEV、マイルドハイブリッドを含め、全モデルの電動化を進めており、EQA セダンが投入される2025年にはメルセデスの全販売台数におけるBEVの比率は25%に達する予定だ。

メルセデス・ベンツが発表したのは、フラッグシップサルーンの「EQS」と、Eセグメントの「EQE」。メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎代表取締役社長兼CEOは日本におけるBEVの普及に腐心する。

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