英国流ウインタードライブのヒント9選

最強寒波がやってくる! イギリス人はこういう時にどうするの? 英国流ウインタードライブのヒント9選

ウインタードライブでは十分に暖かい服を着て、熱い飲み物の入ったボトルとスナックを持って出かけることも重要だ。
ウインタードライブでは十分に暖かい服を着て、熱い飲み物の入ったボトルとスナックを持って出かけることも重要だ。
今週記録的な寒波が日本列島を覆うという。天気予報では日本海側を中心に注意喚起しているが、日本と似たような島国の英国では冬のドライブをどうするべきか、英国出身のクルマ好き、リチャード(仮名)が編集部に英国流冬季ドライブのヒントを教えてくれたので紹介しよう。

英国流ウインタードライブのヒント

冬の間は内気循環を使用せずに窓を少し開けるといい。室温と湿度のバランスが良くなる。

どんな季節でもドライブを存分に楽しみたいが、冬季の道路は非常に危険だ。特に英国における冬の悪天候は予想より長く続くことが多い。このような状況では、車両の準備、旅の計画はもちろん、運転方法やアプローチを変える必要がある。旅行の数日前に冬に向けた車両の点検を行い、天気予報に注意する以外にどのようなことがあるだろうか? 路上で安全に過ごすための重要なヒントを紹介しよう。

1.クルマの準備

少なくとも出発前にライト、ブレーキ、タイヤ、ワイパー、バッテリーがすべて最高の状態であることを確認する必要がある。冬季はささいなことでも重大な安全上の問題を引き起こす可能性がある。ディーラーでクルマを点検することで、問題を特定し、事前に修理することができる。

また、すべての液体をチェックして補充する。水と不凍液を冬に適した割合で混合すると、エンジンブロックの凍結またはひび割れによって引き起こされる深刻なエンジントラブルを免れるだろう。

2.正しいタイヤを装着する

英国における冬季の法定最小タイヤの残溝は3mmだ。これはサマータイヤの最小残溝要件1.6mmのほぼ2倍だ。少なくともタイヤが冬の運転に適していることを確認し、できれば冬用またはオールシーズンのタイヤを装着する。これらは低温でも柔らかさを保つため、滑りやすい路面でより強力なグリップを確保する。

3.必需品を搭載する

冬季はささいなことでも重大な安全上の問題を引き起こす可能性がある。少なくとも出発前にライト、ブレーキ、タイヤ、ワイパー、バッテリーをチェックしよう。

どんな長旅でも、クルマの暖房だけに頼って体を暖めてはいけない。十分に暖かい服を着て、熱い飲み物の入ったボトルとスナックを持って出かける。故障や大渋滞の場合、きっと役立つだろう。フル充電された携帯電話も同じく役に立つ。その他、冬季、車中に常備すべき必需品は下記のとおり。暖かい毛布、ハンドライト、長靴、解氷剤、アイススクレーパー、ミニスコップ、三角表示板。

4.出発前にもっと時間を割く

英国の道路交通法では、出発前にすべてのウインドウからはっきり外が見える必要があると規定されている。しかし、多くの人は毎朝、ウインドウの氷や曇りを取り除くための時間を考えていない。氷や曇りによって前方や周囲の視界が狭くなれば、事故の可能性があるのは当然だ。

プロセスを早めるために、エンジンを暖機する間、ぬるま湯(熱湯はNG)、適切なアイススクレーパー、および除氷剤を使用してもいい。出発前にすべての窓に氷、雪、曇りがないことを確認する。

5.車内の換気をよくする

車内の結露は、凍結状態で発生する。車内と車外の温度と湿度レベルの差が大きいことが原因だ。結露は走行中に蓄積する可能性がある。視認性が低下すると危険だ。暖房を強めると、眠気の原因にもなる。新鮮な空気の必要性が高める。冬の間は内気循環を使用せずに窓を少し開けると室温と湿度のバランスが良くなる。

6.ABSの仕組みを知る

ウインタードライブは旅行の数日前に冬に向けた車両の点検を行い、天気予報に注意することが基本だ。

最近のほとんどの新車にはABSが装備されているが、特に危険な状況では過度に頼るべきではない。ABSはセンサーを使用して、横滑りを防ぐために急ブレーキ時に車輪がロックするのを防ぐ。ドライバーはブレーキング中にステアリング操作を多少維持できるが、滑りやすい路面で制動距離が伸びることに変わりはない。ABSは非常に便利な安全装備だが、慎重な運転に代わるものではない。

7.フォグランプをいつ使用するか

英国の高速道路法によれば、視界が著しく損なわれない限り、フォグライトの使用は禁じられている。

寒く湿った状態で霧が発生すると、視界が損なわれる。英国の高速道路法によれば、視界が著しく損なわれない限り、フォグライトの使用は禁じられている。さらに霧が晴れ、視界が良くなったらオフにすることも忘れない。他のドライバーを眩惑させ、ブレーキライトを見えにくくすることがある。

8.冬の太陽は少ない

冬は日の出が遅く、日没が早い冬は日光が少ない。日差しが少ないということはヘッドライトの使用時間が長くなるので、フロントガラスの内側と外側をきれいにして眩しさの影響を低減する。古いワイパーを新しいワイパーに交換して、汚れを防ぐことも重要だ。

9.浸水した道路に対処する方法

冬は日差しが少ない。ヘッドライトの使用時間が長くなるので、フロントガラスの内側と外側をきれいにして眩しさの影響を低減しよう。夜はナイトビジョンも有効だ。

一年中雨が降ることに慣れている英国だが、冬はかなり多く降る傾向がある。激しい降雨の場合、運転を避けることも考える。どうしても運転しなければならない場合、天気予報を確認し、冠水の可能性がある場合は、それに応じてルートを計画し、できるだけ主要道路を通る。

水深が不明な冠水した道路に出くわした場合は引き返して別のルートを探す。水深が浅く、車で通り抜けられると確信している場合は、エンストを避けるため低速でゆっくりと前進する。道路の中央で最も浅い場所を通り、浸水した道路を脱出したらブレーキを踏んで水を乾かす。

PHOTO=AUDI AG

ランボルギーニは、デンマークとスウェーデンを舞台に、2日間のドライブイベネトを開催した。

「無謀にもほどがある?」ランボルギーニ12台が冬のデンマークとスウェーデンを駆け抜けるドライブイベントを走破

ランボルギーニは、スカンジナビア半島のデンマークとスウェーデンを走破する、ウインタードライブ…

キーワードで検索する

著者プロフィール

GENROQweb編集部 近影

GENROQweb編集部