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Porsche 962C
スタックがドライブした「962C」を初公開

インタラクティブなライブイベント「ポルシェ・サウンドナイト」は、下記のポルシェ・サウンドナイト公式サイトを通じて、ドイツ語、英語、フランス語で世界中に無料配信される。 今回はポルシェ・ミュージアムと、今年50周年を迎えたヴァイザッハ開発センターをつないで初めて開催。スリリングなオンラインプログラムの企画・運営は、ポルシェ・ヘリテージ&ミュージアム部門が担当する。
ポルシェ・ミュージアムにおいて、番組の司会を担当するのは女優として活躍するアンナ・フライシュハウアー。ヴァイザッハ開発センターには、タレントのマティアス・マルメディと元F1ドライバーのマーク・ウェバーが登場する。多くのレーシングカーや市販モデルに加えて多数のゲスト参加を予定しており、ポルシェのモータースポーツ活動における栄光の歴史を紹介する。
実際にエンジン始動を行うレーシングカーの中には、今回のイベントで初めてお披露目される車両もある。その1台が、ポルシェ 962Cだ。1986年シーズン、ハンス=ヨアヒム・スタックは962Cを駆って、世界スポーツプロトタイプカー選手権(WSPC)で勝利。スタック自身が番組に登場し、かつて共にレースを戦った愛機についてたっぷりと語る。
ロールと「924 カレラ GTS ラリー」が登場

世界ラリー選手権(WRC)で2度のドライバーズタイトル獲得経験を持つヴァルター・ロールは、40年前にドイツ・ラリー選手権で4回の優勝を果たした「924 カレラ GTS ラリー」を披露する。今年、ポルシェ・ヘリテージ&ミュージアム部門は、1981年シーズンに使用されたブラック&ゴールドの924を美しくレストアし、ロールを驚かせている。
車両管理とヘリテージエクスペリエンスの責任者を務めるアレクサンダー・クラインは、911(901 No.57)を紹介。1964年10月に製造されたこの赤いクーペは、現在も脈々と続く911シリーズ最初の生産仕様のひとつで、当時は「901」という車名が与えられていた。
生産から50年後、ポルシェ・ミュージアムは偶然発見されたこの希少なモデルを買い戻し、同社のコレクションの中で最も古いヒストリーを持つ911をオリジナルのコンディションにレストアしている。
最新電動レーシングカー「99X エレクトリック」

1967年にポルシェ 910の後継モデルとして耐久レース用に開発された907 KHもサウンドナイトで初公開。さらに、過去のレーシングカーやロードカーだけではなく、最新の電動レーシングカーも登場する。現在、TAGホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチームから参戦しているパスカル・ウェーレインが、ヴァイザッハのテストコースでポルシェ 99X エレクトリックをドライブする予定だ。
今回のサウンド・ナイトでは、視聴者参加コーナーも企画されている。ゲストへの質問を投稿すると、いくつかの質問はステージ上でゲストが直接答えてくれるという。また、予想コーナーやクイズ企画も用意されている。
【関連リンク】
・ポルシェ・サウンドナイト公式サイト
https://soundnacht.porsche.de