WEC開幕戦セブリングを前にフェラーリ 499Pが2日間のテスト

フェラーリのLMHマシン「499P」がデビュー戦のWEC開幕戦に向けセブリング初走行

今回、2台体制でWECに参戦するフェラーリ・AFコルセが、初めてセブリングで499Pを走らせた。
今回、2台体制でWECに参戦するフェラーリ・AFコルセが、初めてセブリングで499Pを走らせた。
3月17日に開催される世界耐久選手権(WEC)開幕戦「セブリング1000マイル」。そのレースでデビューするフェラーリのLMHマシン「499P」が米国・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイでテストを行った。

Ferrari 499P

セブリングでの貴重なデータを収集

3月17日に決勝が行われるWEC開幕戦セブリング1000マイルを前に、6名のドライバーが499Pでセブリングを走行。貴重なデータをチームへともたらした。
3月17日に決勝が行われるWEC開幕戦セブリング1000マイルを前に6名のドライバーが499Pでセブリングを走行。貴重なデータをチームにもたらした。

フェラーリがル・マン・ハイパーカー(LMH)規程に則り新たに開発した「499P」が、実戦デビューを前に2日間のテストに参加した。全長6.019kmのセブリング・インターナショナル・レースウェイを舞台に、ドライバー全員がマシンのセッティングとコース習熟に務めることになった。

今回、499Pにとってはアメリカ大陸で行われた初テストとなり、マシンの信頼性を向上させることを目的に、いくつかのセッティングが試されている。長い歴史を持ち、路面がバンピーなことで知られているセブリングは、その特殊性から強い負荷にさらされるサスペンションとシャシーに関して、チームは有益なデータを得たという。

2台の499Pのうち、51号車をドライブするアレッサンドロ・ピエール・グイディは、セブリングでのテストを終えて次のようにコメントした。

「デビュー戦の舞台となるセブリングでのテストは、499Pをにとってかなり重要な機会になりました。セブリングはレーシングカーの各コンポーネントにとって非常に過酷なサーキットですが、499Pのドライブは本当に楽しかったです」

「この2日間に得た各ドライバーからのフィードバックは非常にポジティブなものでした。セブリング 1000マイルを前に記帳な経験を積むことができましたし、なによりもライバルたちと比較できたことが重要です。改善すべきことはまだたくさんありますが、進むべき道は分かっています」

2023年の世界耐久選手権ル・マン・ハイパーカーで、フェラーリ 499Pをドライブする6名のドライバー。

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