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Aston Martin Vantage GT3
アストンマーティン勢同士の優勝争い

ハート・オブ・レーシング(HOR)のアストンマーティン ヴァンテージGT3 27号車をドライブした、ロマン・デ・アンジェリス、イアン・ジェームス、ダレン・ターナー、マルコ・ソーレンセンは、多くのライバルを前に完璧なパフォーマンスを披露。タイトル連覇に向けて、完璧なシーズンの幕開けを飾った。今回のクラス優勝は、デイトナ24時間レースにおけるヴァンテージでの初勝利となる。
さらにアストンマーティン・レーシングのサポートを受けるマグナス・レーシングのヴァンテージ GT3を駆ったジョン・ポッター、アンディ・ラリー、スペンサー・パンペリー、ニッキ・ティームがGTDクラス2位で完走。アストンマーティンは、GTDクラスで1-2フィニッシュを飾っている。
ハートオブレーシングのチーム代表であり、今回のGTDクラスウイナーでもあるイアン・ジェームズは、次のように喜びを語った。
「チームが成し遂げたことを誇りに思う気持ちは、言葉では言い表せないほどです。デイトナ24時間レースを制するのは、IMSAに関わるすべての人にとって最高の栄誉です。チーム全員にとって、大きな意味を持つ勝利になりました。IMSA GTDクラス王者として、デイトナで勝つということは、このチームが築き上げてきた強さを証明しています」
ついにデイトナで勝利を飾ったヴァンテージGT3

AMRワークスドライバーのロス・ガン、アレックス・リベラス、デビッド・ピタードがドライブした、ハート・オブ・レーシングの23号車は、多くの強力なライバルが参戦するGTDプロクラスにエントリー。テクニカルトラブルで大きく遅れるまで素晴らしいスピードを披露し、トップを快走した。
今回、デイトナ24時間レースに出走したヴァンテージ GT3とヴァンテージ GT4は、アストンマーティン製ロードカーから派生したGTレーシングカーである。市販モデルと同じアルミニウム製ボディフレームと、特別にチューニングされた4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する。どちらのGTレーシングカーともに、これまでWEC 、IMSA、各国GT選手権シリーズにおいて、多くの勝利を飾ってきた。
アストンマーティン・レーシングのパートナーチーム担当ヘッドのヒュウ・タッカーは、デイトナ24時間レースを終えて次のようにコメントした。
「アストンマーティン・レーシングの歴史において、最高の1日になりました。デイトナ24時間は、私たちがヴァンテージで長い間勝ちたいと思ってきたレースです。勝てそうで、なかなか勝てないレースでもありました。アストンマーティンが北米で最も重要な耐久レースでクラス優勝したことは、このマーケットにおいて強いアピールになります。そして、GTDクラス連覇に向けて、最高のスタートになりました」