【スクープ!】アストンマーティン DB11後継モデルが欧州でテストを開始

【スクープ!】アストンマーティン DB11後継モデルはV12を搭載し110周年アニバーサリーイヤーの今年デビュー

DB12の開発車両はガソリンスタンドで目撃されており、内燃機関を搭載しているのは間違いなさそうだ。
アストンマーティン DB11後継モデルが、厳重なカモフラージュを施し、公道テストを実施する様子が撮影された。
アストンマーティン・ラゴンダは、アストンマーティン DB11の後継モデルの開発を続けている。今回、DB12とネーミングされる可能性のある車両のプロトタイプが、公道テストを行う様子が初めて撮影された。

Aston Martin DB12

ヴァルハラを思わせるエクステリア

DB12の開発車両はガソリンスタンドで目撃されており、内燃機関を搭載しているのは間違いなさそうだ。
現行DB11を模した厳重なカモフラージュが施されているが、テープで隠されているものの、ヘッドライトや大型グリルは、ヴァンテージやヴァルハラを思わせるデザインが採用されている。

アストンマーティン DB9の後継モデルとして2016年に発表されたDB11は、ダイムラーAG傘下で発売された初のモデルとしてデビューを飾った。ジュネーブ・モーターショーでのワールドプレミア時には、1400台以上がその場でオーダーされるなど、素晴らしい成功をアストンマーティンにもたらした。しかし、デビューから6年の月日が経ち、ライバルに対してその魅力が色褪せつつある。

今回、撮影されたプロトタイプは、リヤフェイシア、サイドシル、フェンダートリムなどのディテールを、DB11から流用。おそらく開発車両にDB11のパネルを貼り付けることで、真のフォルムを隠しているのだろう。ただ、厳重に隠されたフロントセクションは、DB11とは異なり大型グリルと小型化されたヘッドライトを採用するなど、ヴァンテージやヴァルハラから影響が見て取れる。

残念ながら、インテリアの撮影は叶わなかったが、この写真からもダッシュボードに分厚いカバーが被せられているのが分かる。DB11から大きく代わっていないのであれば、ここまで厳重に隠す必然性がないため、おそらくカバーの下には、大型デジタルディスプレイを備えたインストゥルメントパネルが隠されているはずだ。

EVではなくV12エンジン搭載モデルに

DB12の開発車両はガソリンスタンドで目撃されており、内燃機関を搭載しているのは間違いなさそうだ。
当初、DB11の後継モデルはアストンマーティン初のフル電動モデルになると予想されていたが、今回のテスト車両にもエキゾーストパイプが配置されており、内燃機関エンジンが搭載される模様だ。

DB11後継モデルのパワートレインには、依然として多くの謎がある。DB12は、当初の噂ではアストンマーティン初のフル電動モデルとなるとされていた。パワートレインはメルセデス・ベンツから供給され、推定航続距離は600kmを実現。 しかし、2022年初頭、当時のトビアス・ムアースCEOは、2027年までV型12気筒ガソリンエンジン搭載モデルが存在し続けると明言した。

ムアースはアストンマーティンを去ったが、DB12にはV型12気筒エンジンが搭載されると考えてよいだろう。今回、ガソリンスタンドで撮影されており、さらにリヤに大型テールパイプが配置されていることも、内燃機関モデルであることを裏付けている。

搭載されるエンジンは新規開発ではなく、現行の5.2リッターV型12気筒ツインターボの進化版になりそうだ。最高出力はDB11 AMRの630PSから、700PSオーバーにパワーアップする可能性が高い。

アストンマーティンは創業110周年記念の一環として、アニバーサリーイヤーの2023年にニューモデルの発表を予告している。DB12は早くても2024~2025年のデビューが予想されていたが、発表自体は2023年中に行われるかもしれない。

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