【スクープ!】いよいよデビューが迫る新型「ポルシェ マカン EV」

【スクープ!】今年デビュー予定の新型「ポルシェ マカン EV」のコクピット形状の撮影に成功

厳重なカモフラージュが施された状態で、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを走行する新型「ポルシェ マカン EV」。
厳重なカモフラージュが施された状態で、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを走行する新型「ポルシェ マカン EV」。
2023年にフル電動コンパクトSUVとしてフルモデルチェンジが予定されている2代目「ポルシェ マカン」。デビュー時期が迫るなか、ドイツ・ニュルブルクリンクのノルドシュライフェにおいて精力的にテストを続ける様子が撮影された。

Porsche Macan EV

大胆なデザインのメータークラスター

今回、走行中の車両を撮影した写真から、インテリア形状が判明。ドライバーズ・ディプレイ奥のコンソール形状に大胆な切れ込みが入れられていることが明らかになった。
今回、走行中の車両を撮影した写真から、インテリア形状が判明。ドライバーズ・ディプレイ奥のコンソール形状に大胆な切れ込みが入れられていることが明らかになった。

アウディとポルシェが共同開発した、新たな電動アーキテクチャー「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)」をベースに、EV専用モデルとして開発されている、次期型マカン。マカン EV投入後も、少なくとも2024年までは現行の内燃機関搭載型マカンも併売される。当初2022年中のデビューも噂されていたマカン EVだが、様々な理由から発表が遅れている模様だ。

今回、マカン EVのインテリアの撮影に成功した。以前、撮影された車両と同様に、デジタル・ドライバーズ・ディスプレイと、大型デジタル・センタースクリーンを配置。レイアウト自体は、現行マカンから大きく離れず、ポルシェらしさが保たれている。

駐車中の開発車両を撮影する場合、室内にはカモフラージュカバーがかけられていることが多いが、今回は走行中の車両のため、ドライバーズ・ディプレイ奥のコンソールに、半円状にえぐられた形状を採用していることが明らかになった。さらにセンター部には、「スポーツクロノパッケージ」でお馴染みとなっているアナログメーターが確認できる。

デュアルモーターとシングルモーター仕様を用意

厳重なカモフラージュが施された状態で、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを走行する新型「ポルシェ マカン EV」。
ダミーエキゾーストを装着し、テストを行うマカン EV。前後アクスルにモーターを配置したAWD仕様と、リヤアクスルにのみモーターを搭載した2輪駆動仕様がラインナップされる見込みだ。

エクステリアに関しては、依然としてディテールを隠すように、厳重なカモフラージュ偽装が施されたまま、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで走行を繰り返していた。リヤセクションには、このモデルが「EV」であることを隠すかのように、フェイクエキゾーストを装着。相変わらずヘッドライト周辺は厳重に隠され、Cピラーの6ライトウインドウも、フェイククロームによって正確なデザインを隠している。

ハイパフォーマンス仕様は前後アクスルに電動モーターを1基ずつ配置し、4輪を駆動。最大出力600PSオーバーとなることが予想されている。前後の動力配分はフロントが48%、リヤが52%に設定。バッテリーは100kWh容量を搭載し、車両重量は不明だが、ロングドライブにも対応する後続距離が確保されるはずだ。また、ポルシェは廉価版として、リヤのみにモーターを配置した、シングルモーター仕様も用意している。

前述のように2022年末のデビューを予定していたマカン EVだが、世界的な半導体不足とサプライチェーンの問題から、スケジュールが大幅に遅延。ただ、2023年中に発表されることは間違いなく、生産も2024年から開始される。

PPEは現在タイカンが実現する270kWよりも高い充電能力を発揮し、理想的な状況下では5%から80%まで25分以内に充電できるという。

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