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Alfa Romeo Giulia GTAm
アルファの“ファミリー”の一員となったボッタス

フィンランド出身のボッタスは、現在33歳。2013年シーズンにウィリアムズからF1デビューを飾り、メルセデスを経て、2022年からアルファロメオに加入した。22年シーズンは第4戦エミリア・ロマーニャGPでの5位入賞をはじめ、コンスタントにトップ10フィニッシュを果たし、ドライバーズランキング10位を得ている。
ボッタスは23年シーズンも引き続き、アルファロメオF1チームから参戦。チームメイトのジョウ・グアンユーと共に、アルファロメオ C43をドライブする。開幕戦バーレーンGPでは、8位でフィニッシュした。
第2戦サウジアラビアGPを前に、アルファロメオはボッタスをトリノのステランティス・ショールームに迎え、彼自身が購入したアルファロメオ・レッドのジュリア GTAmを納車。わずか500台のみの選ばれたアルファロメオ・ファンのみが手にれられるジュリア GTAmを所有することで、ボッタスは名実ともにアルファロメオの“ファミリー”となったと言えるだろう。
トリノで行われたジュリア GTAmの納車式

今回、ボッタスがジュリア GTAmを手に入れたことを祝うため、アルファロメオの首脳陣も納車式に参加。その後、ボッタス自身がジュリア GTAmのステアリングを握り、アルファロメオのデザイン部門であるチェントロスティーレを訪問している。ボッタスは、彼とアルファロメオが進めている、個人的なプロジェクトについて話し合ったという。
アルファロメオの母国イタリアで、念願のジュリア GTAmを手に入れたボッタスは喜びを隠さない。
「私自身、アルファロメオという自動車ブランドが大好きなんです。このブランドをアピールするアンバサダーとして、500台限定のジュリア GTAmのオーナーになれたことを、心から光栄に感じています」
「ジュリア GTAmには、ザウバー・テクノロジーズとのコラボレーションにより、F1からフォードバックされた経験やテクノロジーが導入されています。さらにモータースポーツにおける伝説である、1965年のジュリアGTAを復活させるなど、モータースポーツファンとってはコンペティションの世界を体現している1台だと言えるでしょう」
アルファロメオF1チームのクリスティアーノ・フィオリオは次のように付け加えた。
「これは、アルファロメオにとって特別な瞬間です。バルテリ(ボッタス)は優れたプロフェッショナルです。F1における10回の勝利を含む、長いキャリアがその証拠です。彼がジュリア GTAmを購入し、私たちアルファロメオの輪の中に加わったことを、あらためて誇りに感じています」