【IMSA】第2戦セブリング12時間に挑むBMW M ハイブリッド V8

「厳しい結果のデイトナを乗り越えて」IMSAセブリング12時間で優勝を狙う「BMW M ハイブリッド V8」【動画】

デビュー2戦目、伝統のセブリング12時間に2台体制で参戦する「BMW M ハイブリッド V8」。
デビュー2戦目、伝統のセブリング12時間に2台体制で参戦する「BMW M ハイブリッド V8」。
BMW Mモータースポーツが25年ぶりに開発したレーシングプロトタイプ「BMW M ハイブリッド V8」が、デビュー戦のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間に続き、3月17日に決勝レースが行われる第2戦セブリング12時間に参戦する。

BMW M Hybrid V8

開幕戦に続き2台体制で参戦

開幕戦デイトナ24時間は、24号車が6位、トラブルに見舞われた25号車は49位に終わったBMW。トラブルを分析し、第2戦セブリング12時間に、2台の「BMW M ハイブリッド V8」で挑む。
開幕戦デイトナ24時間は、24号車が6位、トラブルに見舞われた25号車は49位に終わったBMW。トラブルを分析し、第2戦セブリング12時間に、2台の「BMW M ハイブリッド V8」で挑む。

3月17日に行われる世界耐久選手権(WEC)開幕戦セブリング1000マイルレースに続き、18日にはIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング12時間が、同じセブリング・インターナショナル・レースウェイで開催される。

BMW MチームRLLは、厳しい戦いを強いられたデイトナ24時間を経て、24号車のBMW M ハイブリッド V8のステアリングをフィリップ・エング(オーストリア)/アウグスト・ファルフス(ブラジル)/マルコ・ヴィットマン(ドイツ)、25号車をニック・イェロリー(英国)/コナー・デ・フィリッピ(米国)/シェルドン・ヴァン・デル・リンデ(南アフリカ)がドライブする。

セブリング・インターナショナル・レースウェイは、アメリカにおける耐久レースの発祥の地であり、71回目を迎えるこのセブリング12時間レースは、BMWのモータースポーツヒストリーにおいても特別な位置を占めてきた。1975年にはBMW 3.0CSLによって勝利を獲得。1999年にもBMW V12 LMRが、2度目の優勝を飾っている。

完走も困難なセブリング12時間レース

チームを率いるボビー・レイホールは、セブリング12時間の厳しさを誰よりも知る人物。まずは「完走を狙う」と慎重なコメントを残した。
チームを率いるボビー・レイホールは、セブリング12時間の厳しさを誰よりも知る人物。まずは「完走を狙う」と慎重なコメントを残した。

IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のトップカテゴリー「GTPクラス」に参戦するBMWは、セブリングで3度目の優勝を狙うが、BMW MチームRLLを率いるボビー・レイホール代表は、レースに向けて慎重なコメントを残している。

「私自身、セブリングのGTPクラスに参戦するのは、1987年にヨッヘン・マスと一緒にポルシェ962で優勝したのが最後になります。あらためて、この素晴らしいイベントに戻ってこられたことをうれしく思っています」

「デイトナ24時間レースではトラブルもありましたが、レースを通してBMW M ハイブリッド V8はとてもよく走ってくれました。再びコースへと戻り、私たちの実力を証明するのが楽しみです。セブリング12時間レースは勝つことはもちろんですが、まずは完走することも難しいレースのひとつです。これは誰もが知っていることです」

デイトナ24時間のBMW M ハイブリッド V8を動画でチェック!

2023年シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間に向けて、BMW M ハイブリッド V8の正式カラーリングとドライバー体制が発表された。

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