目次
BMW M Hybrid V8
開幕戦に続き2台体制で参戦

3月17日に行われる世界耐久選手権(WEC)開幕戦セブリング1000マイルレースに続き、18日にはIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング12時間が、同じセブリング・インターナショナル・レースウェイで開催される。
BMW MチームRLLは、厳しい戦いを強いられたデイトナ24時間を経て、24号車のBMW M ハイブリッド V8のステアリングをフィリップ・エング(オーストリア)/アウグスト・ファルフス(ブラジル)/マルコ・ヴィットマン(ドイツ)、25号車をニック・イェロリー(英国)/コナー・デ・フィリッピ(米国)/シェルドン・ヴァン・デル・リンデ(南アフリカ)がドライブする。
セブリング・インターナショナル・レースウェイは、アメリカにおける耐久レースの発祥の地であり、71回目を迎えるこのセブリング12時間レースは、BMWのモータースポーツヒストリーにおいても特別な位置を占めてきた。1975年にはBMW 3.0CSLによって勝利を獲得。1999年にもBMW V12 LMRが、2度目の優勝を飾っている。
完走も困難なセブリング12時間レース

IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のトップカテゴリー「GTPクラス」に参戦するBMWは、セブリングで3度目の優勝を狙うが、BMW MチームRLLを率いるボビー・レイホール代表は、レースに向けて慎重なコメントを残している。
「私自身、セブリングのGTPクラスに参戦するのは、1987年にヨッヘン・マスと一緒にポルシェ962で優勝したのが最後になります。あらためて、この素晴らしいイベントに戻ってこられたことをうれしく思っています」
「デイトナ24時間レースではトラブルもありましたが、レースを通してBMW M ハイブリッド V8はとてもよく走ってくれました。再びコースへと戻り、私たちの実力を証明するのが楽しみです。セブリング12時間レースは勝つことはもちろんですが、まずは完走することも難しいレースのひとつです。これは誰もが知っていることです」