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BMW 5 Series
BMW M社による電動パフォーマンスモデルも予告

2016年に発表された現行5シリーズ(G30)は、2023年10月に8代目へと進化する。BMWは、年次総会に合わせてベールに包まれた新型5シリーズの写真を公開した。新型5シリーズは、エレガントかつスポーティなエクステリアデザインが与えられ、BMWカーブド・ディスプレイを備えた「BMWオペレーティング・システム 8.5」を搭載。さらに、5シリーズとしては初のフル電動モデルとなる「i5」も投入される。
あらゆるパワートレインの搭載が可能なアーキテクチャを採用したことで、BEV、プラグインハイブリッド、48Vマイルドハイブリッド・システムを搭載した高効率ガソリン&ディーゼルなど、豊富なバリエーション展開が可能になったという。
3月15日に行われた、2023年のBMWグループ年次総会において、BMW AGの取締役会会長を務めるオリバー・ジプセは、新型5シリーズについて次のように説明した。
「フル電動モデルとして登場した『BMW i4 M50』は、ダイナミックなパフォーマンスと電動モビリティの完璧な融合をBMWが果たしたと、世界中から賞賛を受けました。BMW i4 M50は、2022年に最も販売されたBMW M社モデルとなっています。さらに、新型5シリーズ・セダンのラインナップにも、BMW M社製フル電動パフォーマンスモデルが含まれる予定です」
「ツーリング」にもフル電動モデルをラインナップ

新型5シリーズでもセダンに加えて、ステーションワゴンの「ツーリング」を選ぶことができる。さらに、フル電動モデルの「i5 ツーリング」の登場も明らかになった。ジプセは、新型5シリーズ ツーリングについて次のようにコメントした。
「5シリーズ ツーリングは、特にヨーロッパのマーケットで非常に高い人気があります。ハイブリッドや内燃機関に続き、2024年春からはフル電動モデルが5シリーズ ツーリングに追加される予定です。このセグメントでは、電動ステーションワゴンはユニークな存在ですし、強力なセールスポイントとなるでしょう」
BMWグループは、BMW、BMW モトラッド、MINI、ロールス・ロイスの各ブランドに、フル電動モデルを投入。バイクからコンパクトカー、ラグジュアリーサルーンに至るまで、排出ガスゼロのフル電動モデルを選べるよう、強力に電動化を進めている。
新型5シリーズ セダンは、BMWグループが所有するヨーロッパ最大の製造施設である、ドイツ・ディンゴルフィング工場において2023年から生産が開始される。