MINI John Cooper Works
ウエットタイヤのチョイスが裏目に

世界屈指の難コースとして知られるニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで開催されるニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)。その第2戦「第47回 ニメックス DMV4時間レース」に、ブルドッグ・レーシングは、VT2-FWDクラスにチャーリー・クーパー(英国)とセバスチャン・サウアーブレイ(ドイツ)がドライブする、MINI ジョン クーパー ワークスを送り込んだ。
4月1日に行われた決勝レース、チームは雨の予報を受けて、ウエットタイヤでスタートする。しかし、コースに雨粒が落ちることなく、3周目にはドライタイヤに交換すべく緊急ピットイン。ところが、4周目には左タイヤをパンクしてしまう。さらにレース後半には2度目のパンクに見舞われ、4時間のレースで合計5回ものピットストップを余儀なくされた。
タイヤ選択のミスやパンクにより、大きくポジションダウンを強いられたブルドッグ・レーシングだったが、それでも21周を走破。小排気量の前輪駆動マシンで争われる「VT2-FWD」クラスにおいて16台中13位でフィニッシュしている。
厳しいレースを走り切ったサウアーブレイは「残念ながら、最初にタイヤ選択を誤り、レインタイヤでスタートしてしまいました。予報されていた雨はコースに降らず、3周目でピットストップを余儀なくされたのです」と、フィニッシュ後に振り返っている。