オペルがPHEVと2種類のフル電動モデルを投入

オペルがPHEVとEVラインナップを拡大「アストラ スポーツツアラー PHEV」「コンボ-e ライフ」「ザフィーラ-e ライフ」

オペルは「国際家族デー」に合わせて、アストラ スポーツツアラー プラグインハイブリッドをはじめ、3車種のPHEVモデルを発売した。
オペルは「国際家族デー」に合わせて、アストラ スポーツツアラー プラグインハイブリッドをはじめ、3車種のPHEVモデルを発売した。
ステランティス・グループのオペルは3車種の電動モデルを発表。PHEVパワートレインを搭載した「アストラ スポーツツアラー プラグインハイブリッド」、フル電動モデルの「コンボ-e ライフ」と「ザフィーラ-e ライフ」は、国際家族デーに合わせて2023年5月15日から欧州で販売をスタートする。

Opel Astra Sports Tourer Plug-in-Hybrid

アストラのワゴンに待望のPHEV

アストラのワゴンボディ「スポーツツアラー」に待望のプラグインハイブリッドが登場。パワートレインは182PS仕様と228PS仕様をラインアップする。
アストラのワゴンボディ「スポーツツアラー」に待望のプラグインハイブリッドが登場。パワートレインは182PS仕様と228PS仕様をラインアップする。

5月15日の「国際家族デー(International Day of Families)」に合わせて、オペルは3車種の電動モデルを発表した。「アストラ スポーツツアラー プラグインハイブリッド」「コンボ-e ライフ」「ザフィーラ-e ライフ」は、先進の電動パワートレインにより、ゼロエミッション走行が可能になっている。

6代目として2021年にデビューした現行アストラは、5ドアハッチバックとワゴンボディのスポーツツアラーをラインアップ。インテリラックスLEDピクセルライトを採用した美しいデザインや、先進のテクノロジーが高い評価を受け、「ゴールデン・ステアリングホイール 2022」や「ファミリーカー・オブ・ザ・イヤー 2022」を受賞した。

今回、アストラに追加された「アストラ スポーツツアラー プラグインハイブリッド」は、最高システム出力182PS(133kW)、最大トルク360Nmを発揮するプラグインハイブリッド・パワートレインを搭載。容量12.4kWhのリチウムイオンバッテリーにより、66km(WLTP基準)のフル電動走行が可能となっている。

パワフルな走りを求めるドライバーには、最高システム出力228PS(165kW)にまでパワーアップした「アストラ スポーツツアラー GSe」も用意。10mmローダウン化されたシャシーで、よりスポーティなドライブを楽しむことができる。さらにオペルは、2023年に秋には同社初のフル電動ワゴン「アストラ スポーツツアラー エレクトリック」の発売も予定している。

様々な用途に対応するフル電動バン

人員輸送やデリバリーでも活躍するオペル コンボに、フル電動仕様の「コンボ-e ライフ」が登場。最大後続距離は285kmが確保されている。
人員輸送やデリバリーでも活躍するオペル コンボに、フル電動仕様の「コンボ-e ライフ」が登場。最大後続距離は285kmが確保されている。

様々な用途に対応する、フル電動マルチパーパスバン「コンボ-e ライフ」は、最高出力137PS(100kW)・最大トルク260Nmを発揮する電動パワートレインを搭載。容量50kWhのリチウムイオンバッテリーを採用し、最大航続距離は285km(WLTP基準)が確保された。都市部におけるショッピングや送り迎えだけでなく、国境を越えたヨーロッパ内のロングドライブもカバーする。

100kWの公共急速充電スタンドを使うことにより、約32分で10%から80%まで充電することが可能。ドイツにおいては、11kWの車載充電器を標準装備する。

コンボ-e ライフはボディ両サイドにスライドドアを配置し、5人乗のノーマルバージョン(全長4400mm)と、7人乗りのXLバージョン(全長4750mm)をラインアップ。バッテリーは床下に搭載され、ラゲッジ容量はノーマルバージョンが597リットル、ロングホイールベースのXLバージョンは850リットルが確保された。さらにリヤシートをたたむことで、ノーマルバージョンで最大2126リットル、XLバージョンでは最大2693リットルという、広大な荷室が出現する。

オプションの「インテリグリップ・アダプティブ・トラクション・システム(IntelliGrip adaptive traction system)」は、雪道、泥道、砂地でも最高のトラクションと、安定したハンドリングを提供。電動サンシェード付きパノラミックルーフを装着することで、パッセンジャーには明るく開放的な室内環境が提供される。

2種類のバッテリーを搭載するフル電動MPV

2種類のボディタイプをラインアップする「ザフィーラ-e ライフ」は、容量の異なる2種類のバッテリーをラインアップする。75kWhバッテリーは最大後続距離322kmが確保された。
2種類のボディタイプをラインアップする「ザフィーラ-e ライフ」は、容量の異なる2種類のバッテリーをラインアップする。75kWhバッテリーは最大後続距離322kmが確保された。

ヨーロッパで高い人気を誇るミドルサイズMPV「ザフィーラ」にも、フル電動仕様「ザフィーラ-e ライフ」が追加された。5人乗りの「ザフィーラ-e ライフ M」は全長4950mm、8人乗車が可能な「ザフィーラ-e ライフ L」は全長5300mm。全高は1900mmに抑えられており、ヨーロッパの標準的な立体駐車場を活用することができる。

乗用車ベースの優れたハンドリングが確保され、電動で自動開閉するセンサー式スライドドアを標準装備。「ザフィーラ-e ライフ L」のシートパターンは、フレキシブルにスライド可能な6人乗り仕様、7人乗り仕様、8人乗り仕様を用意。6人乗り仕様の場合、2列目以降には4つの可動式レザーアームチェアが配置され、それぞれのシート幅は480mmと快適な居住空間を実現している。

搭載される電動パワートレインは、最高出力137PS(100kW)、最大トルク260Nmを発揮。リチウムイオンバッテリーの容量は2種類から選択可能で、50kWh仕様は最大航続距離224km、75kWh仕様は最大航続距離322kmが確保された。バッテリーは「コンボ-e ライフ」と同様にフロア下に搭載され、特にコーナリング時や風が強いときにその効果を発揮し、快適なドライビングを実現している。

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