リトルカー・カンパニーがタミヤのRCバギーを実物大で再現

「実物大のタミヤRCバギー?」元ラジコン少年達の心に突き刺さる「タミヤ ワイルドワン MAX」は2023年夏発売【動画】

2023年夏から100台限定で発売される、リトルカー・カンパニーの「タミヤ ワイルドワン MAX ローンチエディション」。
2023年夏から100台限定で発売される、リトルカー・カンパニーの「タミヤ ワイルドワン MAX ローンチエディション」。
英国を拠点にリアルな電動ミニチュアカーを製造・販売するリトルカー・カンパニー(Little Car Company)が、タミヤ模型の人気ラジコンバギーを実物大で再現した「タミヤ ワイルドワン MAX ローンチエディション」を2023年夏に発売する。

TAMIYA Wild One MAX Launch Edition

現代でも人気を集めるRCバギー

1985年にタミヤから発売された電動1/10RCバギー「ワイルドワン(写真)」は、その象徴的なデザインが今でも高い人気を集めている。
1985年にタミヤから発売された電動1/10RCバギー「ワイルドワン(写真)」は、その象徴的なデザインが現代でも高い人気を集めている。

リトルカー・カンパニーは、2023年夏に正式発表予定のタミヤ模型とのコラボレーション電動バギー「タミヤ ワイルドワン MAX ローンチ エディション」の詳細を公開した。今回製作するのは、1985年に発売され、世界中にセンセーションを起こし、現在でもリバイバルモデルが高い人気を集める1/10 電動RCバギー「ワイルドワン」を実物大で再現した、人間が乗れる電動バギーだ。ローンチエディションは100台限定で販売される。

「タミヤ ワイルドワン MAX」プロジェクトは、業界全体のパーツ供給遅延のため、想定よりもスケジュールが大幅に遅延していた。リトルカー・カンパニーはこの期間を活用し、プロジェクト発表段階でプレオーダーしたカスタマーからの声に耳を傾けることで、より高い性能と使いやすさを追求したという。

限定100台のみが発売される「タミヤ ワイルドワン MAX ローンチ エディション」は、4点式ハーネス付きコブラ製バケットシート、IP規格の5インチ・デジタルスクリーンと耐水性スイッチ類に加えて、足まわりにはブレンボ製ディスクブレーキ、ビルシュタイン製ダンパー、アイバッハ製スプリングを採用。フロントとリヤには、14インチ・マキシス製オフロードタイヤが装着された。

実物大化に合わせて行われた様々な改良

2023年夏から100台限定で発売される、リトルカー・カンパニーの「タミヤ ワイルドワン MAX ローンチエディション」。
今回、1/10スケールのRCをそのまま、実物大とするのではなく、ディメンションや足まわりなど、現実に合わせて様々な改良が施された。

今回、リトルカー・カンパニーは、安全性と快適性を高めるため、RCカーのオリジナルデザインに若干の調整を加えた。プレオーダーを行った多くのカスタマーが希望していた、2名分の快適なシート空間を確保すべく、コクピット幅を拡大している。

フロントサスペンションのタレット形状を改良したことで、前方視界と歩行者の安全性が向上。フロントサスペンション自体もトレーリングアーム式からダブルウイッシュボーン式に変更している。さらに、1/10スケールをそのまま実物大とするのではなく、全長3600mm(ベースは3500mm)、全幅1900mm(ベースは1800mm)と若干サイズアップされている。

最低地上高は270mm、アプローチアングルは34.1度、ブレークオーバーアングルは28.4度、デパーチャーアングルは50.8度。より実用的な車両とするため、オプションでウインドスクリーンとワイパー機構も用意された。

公道走行可能な電動バギーとして開発

2023年夏から100台限定で発売される、リトルカー・カンパニーの「タミヤ ワイルドワン MAX ローンチエディション」。
95%のプレオーダーカスタマーが、公道での使用を求めたことから、英国とEU域内における公道走行法規をクリアした上で発売される。

「タミヤ ワイルドワン MAX ローンチ エディション」は、8基の取り外し可能なバッテリーパックを搭載。車両重量は500kg、バッテリー容量は14.4kWh、最高速度は約60mph(96.5km/h)となる予定だ。95%のプレオーダーカスタマーが公道でのドライブを求めたため、リトルカー・カンパニーは、ローンチ・エディションを、英国とEUの公道四輪車規制「L7e」に基づいて開発している。

リトルカー・カンパニーは、春から夏にかけて性能と耐久性のテストを実施。数ヵ月内に性能、航続距離、価格を確定した上で、一般公開する予定だ。リトルカー・カンパニーのベン・ヘドリーCEOは、「タミヤ ワイルドワン MAX ローンチエディション」について、次のようにコメントした。

「タミヤ ワイルドワン MAX ローンチエディションの正式発表まで秒読み段階を迎えて、私自身も興奮が抑えられません。業界全体のパーツ供給問題など、いくつかのハードルがあったことは間違いありませんが、私たちのチームはRCカーを実物大で実現させるという、素晴らしい仕事を行いました」

「ワイルドワン MAXを最高の1台とするため、貴重なご意見やご感想をお寄せくださった皆さんに、心から感謝します。私たちはお披露目以来、一人ひとりの声に耳を傾け、そのアイデアを受け止めてきました。その結果、最高に楽しめる電動バギーを開発することができたのです」

「このエキサイティングな電動バギーは、シンプルなデザイン、そして軽量化により、たとえ500PSのパワーがなくても楽しめるドライバーズカーとなれることを証明しています。ワイルドワン MAXをご披露し、皆さんに体験していただくのが待ち遠しいです」

タミヤ ワイルドワンを動画でチェック!

1958年のル・マン24時間レース仕様として仕上げたれた電動ペダルカー、「2022 ペブルビーチ エディション フェラーリ・テスタロッサ J」。

10万米ドル超!? 限定1台の電動「250 テスタロッサ」ジュニアカーが1958年ル・マン仕様としてオークションに出品

英国を拠点にリアルなミニチュアカーを製造・販売するリトルカー・カンパニー(Little Ca…

キーワードで検索する

著者プロフィール

GENROQweb編集部 近影

GENROQweb編集部