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BMW M4 GT3
必勝体制を敷いたBMW Mモータースポーツ

ニュルブルクリンク24時間レースにおいて、これまで数多くの成功を収めてきたBMW。ノルドシュライフェを舞台に行われる世界屈指のサバイバルレース「ニュルブルクリンク24時間」で、21回目の総合優勝を狙う。今回、トップカテゴリーの「SP9 プロ」クラスにはローヴェ・レーシング、BMW M チームRMG、ワルケンホースト・モータースポーツが、M4 GT3でエントリーを果たした。
2020年のニュルブルクリンク24時間レースで勝利経験を持つローヴェ・レーシングは、2台のM4 GT3をコナー・デ・フィリッピ、フィリップ・エング、アウグスト・ファルフス、マキシム・マルタン、シェルドン・ファン・デル・リンデ、ドリス・ヴァントール、マルコ・ヴィットマン、ニック・イェロリーという、8名のBMW Mワークスドライバーに託す。
一方、BMW M チームRMGは、BMWジュニアチームのダン・ハーパー、マックス・ヘッセ、ニール・バーハーゲンを起用。ワルケンホースト・モータースポーツは「SP9プロ」に2台、「SP9プロ・アマ」に1台と、合計3台のM4 GT3を投入する。
24時間レースデビューを果たすM4 GT4

今回のニュルブルクリンク24時間レースでは、BMW M4 GT4が初めて24時間レースのスターティンググリッドにつくことになった。「SP10」クラスと「SP8T」クラスには、合計6台のM4 GT4がエントリー。そのうち3台はFKパフォーマンス・モータースポーツが、ワルケンホースト・モータースポーツとWSレーシングはM4 GT4を1台ずつ走らせる。
また、73号車のM4 GT4はメディアカーとして参戦する。BMW M社のテスト&開発エンジニアを務めるヨルグ・ヴァイディンガーと共に、モータースポーツジャーナリストのジェスロ・ボビングドン、クリスチャン・ゲブハルト、ギド・ナウマンがレースに初挑戦。SP10クラスに参戦する73号車のプレパレーションは、BMW M チームRMGが担当する。
ニュルブルクリンク24時間のレース期間中、サーキットのリングブルーバードにある「BMW Mショールーム」には、これまで24時間レースを戦ったヒストリックレーシングカーを展示。さらに土曜日のスタート前には、BMWの最新ラインナップによる恒例のパレードランも企画されている。