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Chevrolet Corvette Z06
モータースポーツ直結の高性能
2021年の「シボレー コルベット」史上初のミッドシップレイアウトを採用した8代目のデビューから2年。ついに「コルベット Z06」の日本導入予定と仕様が発表された。「コルベット Z06」はサーキット走行を前提としたハイパフォーマンスグレードである。
搭載されるエンジンは、5.5リッターV型8気筒自然吸気エンジン「LT6」。新開発フラットプレーンクランクシャフトの採用により、8550rpmで最高出力475kW（646PS）を発揮するという。レッドゾーンは8600rpmからとなる。LT6エンジンは2019年から耐久レースに参戦している「コルベットC8.R」が搭載する「LT6R」エンジンと同時に開発された新世代高性能エンジンだ。当然この新型Z06にも、レースから得られた知見がふんだんに盛り込まれている。
迫力のワイドボディと高性能パーツ
エクステリアは見るからにハイパフォーマンスを予感させるワイドボディ。フロント275/30ZR20、リヤ345/25ZR21のワイドタイヤを収めるべく、ベースとなるコルベットから全幅を85mm拡大している。Z06専用のフロントフェイシアや、巨大化したサイドエアベントを見てもわかるように冷却性能も大幅に向上している。リヤスポイラーは300km/h走行時に約164kgのダウンフォースを発揮するという。
高出力による高い速度からの制動を担うブレンボ製ブレーキのローター径はフロント370mm、リヤ380mm。標準のコルベットがフロント4ポットなのに対して、Z06では6ポットとなっている。
インテリアにおける注目ポイントは、標準のコルベット同様にステアリング位置が右となっていることだ。これはもちろんコルベットZ06史上初となる。トリムはアドレナリンレッドの1パッケージという。
日本での正式な価格や販売台数は夏頃決定
日本での販売台数は正式には発表されていないものの、関係者によると数台とも言われ、抽選販売を予定している。抽選方法や台数は夏頃をめどに発表されるという。価格はあくまで予定として2500万円と発表されたが、これも夏頃に正式に決定されるという。いずれにせよプレミアがつくのは必至で、激しい争奪戦が予想されるので、購入希望者は固唾を飲んで続報を待ってほしい。
SPECIFICATIONS
シボレー コルベット Z06 クーペ 3LZ
ボディサイズ：全長4685 全幅2025 全高1225mm
ホイールベース：2725mm
車両重量：1720kg
エンジン：V型8気筒DOHC
総排気量：5454cc
最高出力：475kW（646PS）/8550rpm
最大トルク：623Nm/6300rpm
トランスミッション：8速DCT
駆動方式：RWD
サスペンション形式：前後ダブルウイッシュボーン
タイヤサイズ：前275/30ZR20 後345/25ZR21
