「オペル コルサ」改良新型、内燃機関モデルに48Vハイブリッドを初採用

オペルのBセグコンパクト「コルサ」改良新型デビュー「最新エクステリアにアップデート」【動画】

内外装を最新オペル・デザインにアップデートした、コルサの改良新型がデビュー。
内外装を最新オペル・デザインにアップデートした、コルサの改良新型がデビュー。
ステランティス・グループのオペルは、Bセグメントハッチ「コルサ」の改良新型を発表した。オペルの新世代フロントマスク「Opel Vizor(オペル・ヴァイザー)」を採用。フル電動モデル「コルサ エレクトリック」は新型モーターとバッテリーを搭載し、航続距離は402kmを誇るという。

Opel Corsa

既存のスモールカーを超える価値

内外装を最新オペル・デザインにアップデートした、コルサの改良新型がデビュー。
上級モデルと変わらない質感を持ったエクステリアにアップデートされ、最新のインフォテインメント・システムも導入。スモールカー以上の価値を持ったと、オペルは胸を張る。

オペルの人気コンパクトハッチ「コルサ」の改良新型は内外装に加えて、パワートレインを大幅にアップデート。コクピットには最大10インチの大型カラータッチスクリーンを備えた、新型インフォテイメント・システムも搭載される。

オペルのフローリアン・ヒュトルCEOは、コルサ改良新型について次のようにコメントした。

「コルサは、40年以上にわたりベストセラーとなってきたオペルの基幹車種です。過去2年間、ドイツで最も売れたスモールカーであり、英国では2021年に最も売れた車種(ボクソール コルサ)となっています。新型コルサはさらにモダンに、よりエモーショナルに、様々な面で進化を遂げています。美しいデザイン、上位セグメント由来の最先端技術、フル電動化とハイブリッド技術により、スモールカー以上の価値でお客様を刺激したいと考えています」

グリルをブラックアウトした「ヴァイザー」

内外装を最新オペル・デザインにアップデートした、コルサの改良新型がデビュー。
オペルが展開する最新デザイン「オペル・ヴァイザー」を、コルサにも採用。ブラックアウトされたグリルが、より精悍な表情をフロントフェイスに与えている。

今回のフェイスリフトでは、ブラックアウトされたグリル(ヴァイザー)の中心にオペルのロゴを配置した、最新の「オペル・ヴァイザー」デザイン導入。トリムレベルに応じて、フロントとリヤのオペル・ロゴは、ブラックかマット・サテンシルバーとなる。

2019年に現行コルサがデビューした際に導入されたグレアフリー「インテリ・ラックス LEDマトリックスライト」は、14基もの高輝度LEDエレメントを搭載。フロントバンパー下部に配置されたエアインレットが大型化されたことで、フロント周辺のダウンフォースレベルがアップし、高速走行時の接地感が大幅に向上した。

「ブレイクスルー」と命名されたCピラーデザインは、グラスエリアから上部が浮遊感を持ったように見える効果を持つ(ブラックルーフ選択時)。テールゲートの中央には「CORSA」のネームプレートが浮かび上がるように配置。これは、40周年限定モデル「コルサ 40」で初採用され、今回の改良新型から全モデルに導入されている。ボディカラーには新色「グラフィック・グレー(Grafik Grey)」が追加された。

見やすさが向上した10インチ・ディスプレイ

クアルコム・テクノロジー製システムを搭載した最新インフォテイメント・システムを、オプションでチョイス可能。10インチ・カラータッチスクリーンは、見やすさが大幅に向上した。
クアルコム・テクノロジー製システムを搭載した最新インフォテインメント・システムを、オプションでチョイス可能。10インチ・カラータッチスクリーンは、見やすさが大幅に向上した。

インテリアは新しいシートパターンを導入し、シフトレバーとステアリングホイールが新デザインにアップデートされた。クアルコム・テクノロジー製「スナップドラゴン・コクピット・プラットフォーム」を搭載した最新の新型インフォテインメント・システムをオプションで用意。グラフィック、マルチメディア、AI機能が強化され、より直感的な操作が可能となっている。

ナビゲーションシステムは、自然音声認識「Hey Opel」や、Wi-Fiによる自動アップデートに対応。10インチ・カラータッチスクリーンは、グラフィック機能が大幅に強化され、すべての重要な情報を瞬時に確認できるようになった。また、今回から「Apple CarPlay」と「Android Auto」にも対応。ワイヤレス充電機能も追加されている。

ふたつの仕様が用意された「コルサ エレクトリック」

内外装を最新オペル・デザインにアップデートした、コルサの改良新型がデビュー。
フル電動モデルは「コルサe」から「コルサ エレクトリック」に名称を変更。バッテリーとモーターが強化され、パワーと航続距離が異なる2種類から選べるようになった。

オペルは、2028年までにヨーロッパにおいて、フル電動ブランドとなることを目標に掲げており、現在12車種が電動化された。今回、フル電動仕様はモデル名を「コルサe」から「オペル エレクトリック」に変更。モーターとバッテリーを強化し、日常域での使い勝手を大幅に向上させている。

オペル エレクトリックは、モーターとバッテリーを変更。最高出力137PS、最大航続距離357kmのベーシック仕様と、最高出力158PS、最大航続距離402kmのパフォーマンス仕様という、2種類をラインアップする。どちらの仕様も最大トルクは260Nm、あらゆる使用状況においてドライビングの楽しさが実感できるという。

オペルは、今回のコルサ改良新型から、ブランドとして初となる、48Vマイルドハイブリッドシステムを導入。最新のDCTと組み合わせることで、内燃機関モデルも効率性が大幅に向上した。今後、オペルはフル電動モデルに加えて、48Vマイルドハイブリッドのラインナップも拡充していくという。

オペル コルサ改良新型を動画でチェック!

オペルは「国際家族デー」に合わせて、アストラ スポーツツアラー プラグインハイブリッドをはじめ、3車種のPHEVモデルを発売した。

非公開: オペルがPHEVとEVラインナップを拡大「アストラ スポーツツアラー PHEV」「コンボ-e ライフ」「ザフィーラ-e ライフ」

ステランティス・グループのオペルは3車種の電動モデルを発表。PHEVパワートレインを搭載した「アストラ スポーツツアラー プラグインハイブリッド」、フル電動モデルの「コンボ-e ライフ」と「ザフィーラ-e ライフ」は、国際家族デーに合わせて2023年5月15日から欧州で販売をスタートする。

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