デザインや搭載メカニズムを完全刷新したモーガンの3輪モデル

モーガン、走るシーラカンス「3ホイーラー」後継モデルのテスト写真を公開! 【動画】

モーガン・モーターカンパニー、「3ホイーラー」後継3輪モデルのテスト写真を公開
モーガン 3ホイーラー次期型のテスト走行シーン
モーガン・モーターカンパニーは、カモフラージュ偽装が施された次期3輪モデルのプロトタイプを公開した。現行「3ホイーラー」の後継モデルとして開発されている3輪モデルは、現在耐久テストを中心に行っており、このプロトタイプをベースに開発が続けられていくことになる。

Morgan 3 Wheeler Prototype

フォード製直列3気筒エンジンを搭載

モーガン・モーターカンパニー、「3ホイーラー」後継3輪モデルのテスト写真を公開
エクステリアやメカニズムが刷新されることが明言されたモーガンの新型3輪モデル。電動パワートレインではなく、これまで通りフォード製の直3ガソリンエンジンの搭載が明言された。

モーガンは、近年「3ホイーラーの復活」を明言しており、今回開発中のニューモデルの偽装写真を公開したことで、次期型の開発プログラムが正式に確認されたことになる。

次期3輪モデルの名称は未定となっているが、完全に刷新されたデザイン、冒険的なキャラクター、そして大幅なメカニズムの進化を約束。モーガンは、現行モデルのオーナーが3ホイーラーでツーリングを楽しんでいたことを重視し、これらのフィードバックをニューモデルの開発に反映させると語る。

今回公開されたのは3枚の写真のみとなっており、スペックの詳細は明らかにされていない。しかし、モーガンは次期型に電動パワートレインでなく、これまで通り内燃機関の採用を明らかにした。具体的にはフォード製エンジンの搭載を確約。従来の1.1リッターV型2気筒エンジンに替えて、直列3気筒自然吸気エンジンが搭載される予定だ。

現行3ホイーラーは2021年いっぱいで受注をストップ

モーガン・モーターカンパニー、「3ホイーラー」後継3輪モデルのテスト写真を公開
すでに2021年初頭に現行3ホイーラーの受注はストップしており、生産終了記念モデル「P101エディション」を含めた最終仕様の生産が行われている。

2011年にデビューした現行3ホイーラーの受注は2021年初頭に打ち切られており、この1年を通して最終仕様の製造が行われている。この中には現行モデルの生産終了を記念したスペシャルエディション、33台限定の「P101エディション」も含まれている。

モーガンの3輪モデルは、1909年に創業者のH.F.S.モーガンがマルバーンヒルズでの移動用に3輪車を製作したことを起源に持つ。この3輪車はすぐに人気を博し、その後数十年にわたって多くのバリエーションを生み出した後に一時ディスコンとなり、2011年に復活した経緯をもつ。モーガンが4輪モデルを手がけるようになったのは、創業から30年近く経ってからのことだった。

モーガン・モーターカンパニーのスティーブ・モリス会長兼CEOは、次期3ホイーラーについて、次のようにコメントした。

「1909年にまで遡る素晴らしいストーリーを引き継いだ、新たな3輪モデルの計画を明らかにすることができました。現行3ホイーラーは、お客様やエンスージアストの皆さんに愛され、次の世代へのインスピレーションの源泉となっています」

「次期型は、全く新しいエクステリアが与えられ、新たな経営体制下で開発されたプログラムとなります。モーガンの開発陣とデザイナーは、前モデルを製造・販売してきた10年間で学んだことすべてを考慮しました。このエキサイティングなニューモデルについては、追って詳細をお伝えする予定です」

現行型「3ホイーラー」最終仕様製造の様子を動画でチェック!

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