プロジェクションマッピングを活用したインタラクティブな展示

ミラノデザインウィーク 2021、ランボルギーニは「カウンタック LPI 800-4」や「アヴェンタドール ウルティマエ」を公開

ミラノデザインウィーク 2021、ランボルギーニが「カウンタック LPI 800-4」や「アヴェンタドール ウルティマエ」を公開
ミラノデザインウィーク 2021に出展されるランボルギーニ カウンタック LPI 800-4
アウトモビリ・ランボルギーニは、イタリア・ミラノで開催されるデザインイベント「ミラノデザインウィーク 2021」に参加。今回、カウンタックのデビュー50周年を記念したスペシャルモデル「カウンタック LPI 800-4」などを展示し、ランボルギーニとデザインとの強い結びつきをアピールする。

ランボルギーニとデザインの密接な関係

ミラノデザインウィーク 2021、ランボルギーニが「カウンタック LPI 800-4」や「アヴェンタドール ウルティマエ」を公開
ミラノのアートギャラリー「スーパースタジオ・ピウ」に設けられたランボルギーニの展示スペースには、3台のランボルギーニ・モデルに加えて、様々な企画が用意された。

2021年のミラノデザインウィークは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、恒例の4月開催から9月5日〜10日に延期。ランボルギーニはこのミラノを舞台に開催されるデザインの祭典に、デザインスタジオのCRAと共同で、ミラノのアートギャラリー「スーパースタジオ・ピウ(Superstudio Piu)」に展示スペースを設け、ランボルギーニが誇る美しい作品群を展示する。

会場では、初代「カウンタック LP400」、先日発表されたばかりで112台が限定生産される「カウンタック LPI 800-4」、アヴェンタドールの最終モデル「アヴェンタドール LP780-4 ウルティマエ」を公開。さらに、ランボルギーニとテクノマール(Tecnomar)によって製造されたスーパーヨット、照明ブランド「イグッチーニ(iGuzzini)」とのコラボレーションを紹介するスペースも設けられる。

ダイナミック・ボックスに収められた3台

ミラノデザインウィーク 2021、ランボルギーニが「カウンタック LPI 800-4」や「アヴェンタドール ウルティマエ」を公開
初代カウンタック LP400やカウンタック LPI 800-4、アヴェンタドール LP780-4 ウルティマエはダイナミック・ボックスに配置され、展示の開始と共に光と映像を使った美しいショーが展開される。

展示会場をプロデュースしたのは、デザインスタジオの「CRA(カルロ・ラッティ・アソシエイティ/Carlo Ratti Associati)」。ランボルギーニが誇るクラフトマンシップと最先端のテクノロジーを紹介するため、アートギャラリーの中心部に展示会場をデザインした。825平方メートルの広大なスペースには、薄暗く神秘的な雰囲気のなか魅惑的な体験型のインスタレーションが展開される。

新旧カウンタックとアヴェンタドールは、カーテンで覆われた「ダイナミック・ボックス」の中に配置。美しい照明と共にパビリオンがゆっくりと動き出すと、クルマの特徴や象徴的なシルエットを想起させるプロジェクションマッピングが展開される。その後、ダイナミック・ボックスが完全に取り外され、来場者はさまざまな角度からクルマをじっくりと鑑賞することができる。

車両以外にも様々な企画を用意

ミラノデザインウィーク 2021、ランボルギーニが「カウンタック LPI 800-4」や「アヴェンタドール ウルティマエ」を公開
イベント期間中、ランボルギーニのデザイン部門であるチェントロスティーレのデザイナーたちにより、スケッチとテープドローイングを使ったデモンストレーションも行われる。

イベント期間中、ランボルギーニのデザイナーたちが、スケッチとテープドローイングを使ってブランドのデザインDNAを説明する企画も行われる。このふたつのデザイン技法は、バーチャルデザインが中心となった昨今でもランボルギーニ・チェントロスティーレでは日常的に活用されている。

あらゆる壁面にグラフィックやテキストコンテンツ描くライティングロボット「Scribit」も登場。TIME誌が選出した「2019年のベスト発明100」にも選ばれたScribitは、今回の展示会において「カウンタック50年の歴史」をリアルタイムで、壁面にスケッチする。

会場の一角には、最近発表されたモーターヨット「テクノマール フォー ランボルギーニ 63(Tecnomar for Lamborghini 63)」の1/6モデルを展示。さらに、照明ブランドのイグッチーニとランボルギーニ・チェントロスティーレが共同開発した高機能テーブルランプ「Mya」も公開される。

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