フラッグシップクーペ「レクサス LC」が一部改良

「レクサス LC」に乗り心地や走行性能をアップデートした60台限定車「EDGE」登場

レクサスは「LC500h/LC500/LC500 コンバーチブル」を一部改良。ボディ剛性や空力性能を高める技術を採用した「LC500 "EDGE"」は、60台が抽選販売される。
レクサスは「LC500h/LC500/LC500 コンバーチブル」を一部改良。ボディ剛性や空力性能を高める技術を採用した「LC500 “EDGE”」は、60台が抽選販売される。
レクサスは「LC500h/LC500/LC500 コンバーチブル」を一部改良。全国のレクサス店を通じて、6月8日から発売を開始した。さらにLC500をベースとした特別仕様車「EDGE」を60台限定で抽選発売する。

LEXUS LC500

レクサスらしい走行性能が大幅進化

エクステリアカラーに追加された「ヒートブルーコントラストレイヤリング」。
レクサスのフラッグシップクーぺとして、さらに高い走行性能を実現すべく、テストコース「Toyota Technical Center Shimoyma」で「LC」の入念な走り込みを実施した。写真はエクステリアカラーに追加された「ヒートブルーコントラストレイヤリング」。

レクサス LCは、2017年の発売以降、さまざまな局面で優れた走行性能を発揮し、レクサス全ラインアップの乗り味を方向づけてきた。今回、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を目指し、レクサスならではの乗り味「Lexus Driving Signature」を深化させることで、「カスタマーのライフスタイルをより豊かにする」という開発当時の思想に基づいて大幅な進化を果たした。

今回の一部改良では、フラッグシップクーぺとして、より高い走行性能を実現すべく「Toyota Technical Center Shimoyma」で入念な走り込みを実施。さらに、安全安心な運転を向上すべく「Lexus Safety System +」の機能も拡充している。インテリアにはマルチメディアシステムの進化にあわせて、12.3インチ・タッチディスプレイを採用することで使い勝手も大幅に向上した。

レクサス・インターナショナルのチーフエンジニア、武藤康史氏はLCの改良新型について、次のようにコメントした。

「我々は開発コンセプトである『より鋭く、より優雅に』を念頭に、2017年のLC発売以来、常に進化を続けることに挑戦してきました。今回の改良では、Toyota Technical Center Shimoymaにおいて鍛えた走行性能だけでなく『Lexus Safety System +』の性能向上による予防安全技術の進化、最新のマルチメディアの採用による車室内の機能進化も実現しました」

「さらに特別仕様車『EDGE』は、ハンドリングの応答性が向上する一体成型バンパーカナードやリヤアルミ中空サスペンションメンバーを採用。官能的な感覚を高めるべく、インジェクターや往復回転系部品の選別などにより気筒間のばらつきを低減したエンジンや、バックラッシュを調整したリヤディファレンシャルギヤを採用することで、LCがもつ走行性能をさらに高次元に昇華しています。ぜひ、レクサスのフラッグシップクーぺ『LC』の進化をご体感ください」

12.3インチ・タッチディスプレイを新たに導入

インテリアカラーに「ダークローズ」を新規に採用。「LC500h/LC500」には、ブルー&ホワイトを新たに導入している。
コクピットには、ナビゲーションや音楽の操作を行うことができる、12.3インチ・タッチディスプレイが新たに採用された。

インテリアには、新たに12.3インチ・タッチディスプレイを採用。ナビゲーションや音楽、車両設定など各種メニューの選択スイッチを、運転席側に常時アイコンで表示することで、操作性が大幅にアップした。また、画面全体のレイアウトも情報の粒度に応じて表示エリアを分けることで、操作フローが統一された。

エクステリアカラーに「ソニックカッパー」と「ヒートブルーコントラストレイヤリング」を新たに導入。「LC500 コンバーチブル」のルーフカラーには、スポーティかつ優雅な印象を与える、新規色のレッドが追加された。

インテリアカラーに「ダークローズ」が導入され、「LC500h/LC500」にはブルー&ホワイトを新たに選べるようになった。またインテリアはカラー配色を一部変更することで、より上質な室内空間を実現している。

乗り心地と操舵応答性を高次元で両立

コイルスプリング、スタビライザー、ショックアブソーバーのスペックを最適化。接地感アップによる乗り心地の進化と、操舵応答性向上を実現した。
コイルスプリング、スタビライザー、ショックアブソーバーのスペックを最適化。接地感アップによる乗り心地の進化と、操舵応答性向上を実現した。

今回、「LC500/LC500 コンバーチブル」のエンジンマウント特性を変更し、「LC500h/LC500」のリヤサスペンションメンバー取り付け部を補強。また「LC500 コンバーチブル」はトンネルブレース追加、床下ブレース補強を行うなど、剛性アップを実現した。

コイルスプリング、スタビライザー、ショックアブソーバーのスペックを最適化し、接地感や操舵応答性を向上。よりリニアでなめらかな車両挙動を実現した。オートマチックトランスミッション(AT)制御を見直し、よりドライバーの意志に寄り添ったシフトスケジュールとすることで、アクセルレスポンスに優れた気持ち良いドライブフィールも手にしてる。

スポーツ走行を求めるカスタマーのニーズに応えするべく、統合型走行安定システム(VDIM制御)に「EXPERT」モードを設定。基本設定としてはVDIM制御をオフとし、ドライバーによる車両コントロール領域を最大限に残しながら、車両挙動が大きく乱れた場合には制御が介入する。また、ATオイルクーラーを採用したことで、サーキット走行などにおける油温上昇を抑制する。

専用エアロパーツを採用した「EDGE」

60台のみが日本に導入される、特別仕様車「LC500 "EDGE"」。
60台のみが日本に導入される特別仕様車「LC500 “EDGE”」は、固定式リヤウィングに加えて、フロントに一体成型バンパーカナードが装着される。

60台限定で抽選販売される特別仕様車「EDGE」は、LC500をベースに「より鋭く、より優雅に」を追求すべく、ボディ剛性や空力性能を高める様々なコンポーネントを採用。内外装デザインには専用カラーを採用し、ドライバーが運転に没入できる室内空間を実現した。

リヤアルミ中空サスペンションメンバーを新規開発し、フロントにも床下ブレースを追加することで、飛躍的にボディ剛性を向上。固定式リヤウィングに加えて一体成型バンパーカナードを採用することで、さらに空力性能の改善を図った。

ボディ剛性の向上と空力マネジメントに合わせたサスペンションの適合を実施し、エッジの効いた鋭い切れ味の旋回性と操縦安定性を確保。高精度チューニングエンジンは、ムービングパーツの質量合せなどによる回転バランスどりと、寸法のつくり込みによるフリクション低減をすることで、V8エンジンの伸び感に磨きをかけ、滑らかな回転フィールを手にした。

エクステリアカラーは光と影が織りなす静寂の銀世界から着想を得た「HAKUGIN(白銀)」を採用。きめ細やかな粒子感で美しい造形を際立たせるマットホワイトの新たな質感が追求された。また、エクステリアトリムを漆黒調のブラックで統一。走りに対するストイックな表現と、コントラストが映えるカラーコンビネーションとしている。

特別仕様車「EDGE」は、6月8日から6月27日まで販売店で抽選申し込みを受け付し、6月29日から順次商談を開始。また、抽選申し込み期間中の6月17日から6月26日まで「レクサスインターナショナルギャラリー青山」において「LC500 EDGE(北米仕様)」、6月22日から6月27日まで「レクサスギャラリーミッドランドスクエア(名古屋)において「LC500 EDGE(日本仕様)」を展示公開する。

車両本体価格(税込)

LC500h “S package”:1533万円
LC500h:1450万円
LC500h “L package”:1450万円
LC500 “S package”:1483万円
LC500:1400万円
LC500 “L package”:1400万円
LC500 コンバーチブル:1550万円
LC500 特別仕様車”EDGE”:1760万円

【問い合わせ】
レクサス インフォメーションディスク
TEL 0800-500-5577

【関連リンク】
・レクサス 公式サイト

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