【ル・マン24時間】【WEC】フェラーリ 499Pがポールポジション獲得

2023年ル・マン24時間レースで「フェラーリ499P」がハイパーポールを制してフロントロー独占【動画】

開幕戦セブリングに続き、フェラーリ499Pがシーズン2度目となるポールポジションを獲得した。
開幕戦セブリングに続き、フェラーリ499Pがシーズン2度目となるポールポジションを獲得した。
2023年6月8日、FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ル・マン24時間レースのトップ8スターティンググリッドを決定する「ハイパーポール」が行われ、フェラーリ・AFコルセのプロトタイプレーシングカー「フェラーリ 499P」50号車(アントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン)が、3分22秒982を記録。見事、ポールポジションを獲得した。フェラーリは51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョヴィナッツィ)も3分23秒755をマークし、フロントローを独占している。

Ferrari 499P

50年前と同様にフロントロー独占

フェラーリ 499P 50号車のアタックドライバーを担当したアントニオ・フオコが、ライバルのトヨタを1.5秒も引き離す圧倒的なタイムを叩き出した。
フェラーリ 499P 50号車のアタックドライバーを担当したアントニオ・フォコ(写真中央)が、ライバルのトヨタを1.5秒も引き離す圧倒的なタイムを叩き出した。

30分間で争われるハイパーポール・セッションは、前日行われた予選の各カテゴリー上位8台が進出。このタイムアタックにより、決勝スターティンググリッドが決定される。現地時間7日午後8時、まだ日差しが明るいなか、ドライコンディションでセッションがスタート。直後のアタックから前日の予選同様にフェラーリ勢がライバルを圧倒するスピードを披露する。

フェラーリ 499P 50号車のアタックドライバーを担当したアントニオ・フォコは、チームメイトでフェラーリ 499P 51号車アレッサンドロ・ピエール・グイディに0秒773差をつけて、見事ハイパーポールでトップタイムを叩き出す。1973年のル・マン24時間レースでも、フェラーリ 312PBが予選でトップと2位を獲得しており、50年ぶりのフロントロー独占となった。

予選3位には、トヨタ GR010 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)、4位番手にポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのポルシェ 963 75号車(フェリペ・ナッセ/マシュー・ジャミネ/ニック・タンディ)、5番手にトヨタ GR010 HYBRID 7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が続いている。

9日を挟み、決勝レースは現地時間6月10日午後4時(日本時間午後11時)に、24時間レースのスタートが切られる。

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