【グッドウッド】ポルシェ ヴィジョン 357に「スピードスター」が登場

ポルシェ最新のEVコンセプト「ヴィジョン  357 スピードスター」は「356 No.1 ロードスター」をオマージュ

電動オープントップコンセプト「ヴィジョン 357 スピードスター」のエクステリア。
美しいスピードスタースタイルが与えられた、電動オープントップコンセプト「ヴィジョン 357 スピードスター」がデビュー。
ポルシェは、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて「ヴィジョン 357 スピードスター」を公開した。ヴィジョン 357 スピードスターは、ポルシェ製スポーツカー誕生75周年を記念し、356をオマージュした「ヴィジョン 357」の姉妹モデルとして開発されている。

Porsche Vision 357 Speedster

356と同様にクーペとオープンをラインナップ

ポルシェ最初のスポーツカーとして登場した「356」をオマージュした「ヴィジョン 357」。今回、356と同様に、オープントップ仕様の「ヴィジョン 357 スピードスター」が登場することになった。
ポルシェ最初のスポーツカーとして登場した356をオマージュした「ヴィジョン 357(奥)」。356と同様に、オープントップ仕様の「ヴィジョン 357 スピードスター」が加わった。

2023年1月、ポルシェは、同社の名前を冠した最初のスポーツカー「356 No.1 ロードスター」をオマージュしたフル電動デザインコンセプト「ヴィジョン 357」を公開。このヴィジョン 357をベースにオープンモデル化した「ヴィジョン 357 スピードスター」が発表された。

パワートレインは「718 GT4 eパフォーマンス」がベースとなり、電気モーターとバッテリーテクノロジーはミッションR、シャシーは718 GT4 クラブスポーツと共通。グッドウッドでの初お披露目に続き、9月末には米国で開催される「レンスポーツ・リユニオン(Rennsport Reunion)」にも持ち込まれる予定だ。

ポルシェ・デザインのチーフディレクターを務めるミヒャエル・マウアーは、ヴィジョン 357 スピードスターについて次のように説明を加えた。

「ポルシェ ヴィジョン 357は、ポルシェ初の生産モデルである356をオマージュしています。356 No.1 ロードスターは、フェリー・ポルシェの夢を具現したスポーツカー。そして、356はクーペとオープントップのボディスタイルで、私たちの歴史に刻まれています。356をオマージュしたデザインスタディでもそれは変わりません」

「ヴィジョン 357スピードスターは、ポルシェ・ブランドのエッセンスが体現されています。ドライビングプレジャーとドライビングダイナミクスが、極めてピュアなフォルムと融合しているのです。先日公開したミッションXと同様、このモデルも斬新なフォルムを持ちながら、ポルシェのDNAが存在していることを示しています」

低く小さなウインドスクリーン

電動オープントップコンセプト「ヴィジョン 357 スピードスター」のエクステリア。
ヴィジョン 357 スピードスターは、ポルシェ製スピードスターらしく、低く小さなウインドスクリーンを採用。ボディカラーはマーブル・グレーとグリヴェロ・グレー・メタリックに、アクセントカラーのマイアミ・ブルーが組み合わせられた。

ヴィジョン 357 スピードスターは、“スピードスター”らしく、低く抑えられたウインドスクリーンを採用。ボディ右サイドには、かつてのオープンスポーツカーによく見られた、パッセンジャーシートを覆うトノカバーが装着されている。ドライバーズシート側のヘッドレスト後方には、専用設計されたカーボンファイバー製ロールオーバーエレメントが取り付けられている。

マーブル・グレー(Marble Grey)とグリヴェロ・グレー・メタリック(Grivelo Grey Metallic)という2種類のグレーを組み合わせたカラーリングは、歴史的なレース参戦車両をイメージ。フロントホイールもグリヴェロ・グレー・メタリックにペイントされ、レーシーな雰囲気を盛り上げる。牽引フックやボンネットのクイック・リリース機構などに、マイアミ・ブルー(Miami Blue)のコントラストカラーが加えられた。

ボンネットやボディサイドに描かれた「75」のアニバーサリーロゴは、グリヴェロ・グレー・メタリックとマイアミ・ブルーの2色でデザイン。リヤタイヤ前方には、コミック風タッチのユニコーンが描かれた。この神話上の生き物はポルシェのデザイナーがコンセプトカーのために描いたという。

機能に絞ったシンプルなコクピット

電動オープントップコンセプト「ヴィジョン 357 スピードスター」のインテリア。
過度な装飾を施さず、シンプルなコクピットデザインを採用。ステアリングホイールの奥には、透明なパネルに情報を表示するインストルメント・クラスターが配置されている。

コクピットは過度な装飾を排し、ドライバーが必要とする機能のみに絞ってレイアウト。低く構えたシートポジションは、スポーツドライブにおいて最高の一体感をドライバーにもたらす。CFRP製シートシェルはモノコックと一体化。ドライバーはレーステックスで覆われたパッドに座り、マイアミ・ブルーのベルトストラップ付き6点式シートベルトで固定される。

クリアパネル製インストゥルメント・クラスターをステアリングコラム奥に配置。軽量化されたレーシング・ステアリングホイールの12時方向、シフトパドルスイッチ、ステアリングリムのセンター位置にはマイアミ・ブルーのアクセントが入れられている。

ダッシュボード全体はフルカーボンファイバー仕上げ。従来の小物入れの代わりに採用されたマイアミ・ブルーのストラップは、アクセサリー類を固定することができる。軽量化を追求すべく、通常のドアハンドルに替えてシンプルな布製ストラップが装着された。

ポルシェ 356 No.1 ロードスターのデビュー75周年を記念した「ヴィジョン 357」のエクステリア。

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