【スクープ!】カモフラージュを取り去った「ポルシェ マカン」EVを目撃

【スクープ!】「まもなく登場?」カモフラなしで登場した新型「ポルシェ マカン」はデュアルモーターで600PS?

ドイツで目撃された、「ポルシェ マカン」EVのプロトタイプ。迷彩柄のカモフラージュは取り去られている。
ドイツで目撃された、「ポルシェ マカン」EVのプロトタイプ。迷彩柄のカモフラージュは取り去られている。
「ポルシェ マカン」EVのプロトタイプがドイツで目撃された。9月上旬に兄妹車となる「アウディ Q6 e-tron」プロトタイプが披露されている。これに合わせたわけではないだろうが、マカンの電動モデルも、ほとんどカモフラージュの無い状態で現れた。

Porsche Macan EV

クーペSUVとなる次期型マカン

次期型「マカン」は既報のとおり、アウディとポルシェが共同開発した新電動アーキテクチャー「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)」をベースに、EV専用モデルとして開発されている。

兄弟車の「Q6 e-tron」のティザーが始まっているためか、リヤを中心に黒いテープに覆われた部分が残されているものの、グレーの迷彩柄は取り去られている。特にリアバンパーの両角に何が隠されているかは不明だが、エアアウトレットが最有力だと思われる。そのほか、過去に見られたフェイクのエキゾーストパイプは取り去られている。

また、以前は隠そうとしていたクーペSUVのシルエットを堂々と見せるようになった。このスタイリングが、ユニークなカラーリングで発表されたQ6 e-tronとの最も大きな違いと言える。

Q6よりもスポーティな設定のマカン

マカンEVは、オーバー600馬力で4WSも搭載する。
マカンEVは、オーバー600PSで4WSも搭載する。

マカンEVはアウディQ6 e-tronと同じ「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)」アーキテクチャーを採用し、技術的に多くの共通点を持つ。一方パワーユニットに関しては、マカンEVがデュアルモーター構成で最大603馬力を発揮する一方、Q6 e-tronは、”SQ”グレードの503馬力が頂点となる。また、マカンは後輪操舵システムを搭載することが明らかになったが、Q6に関しては同様の情報はない。

800Vアーキテクチャーと大容量バッテリーを搭載

タイカンと同様、マカンEVは800Vの電気アーキテクチャーを採用し、短い充電時間と高レベルのパフォーマンスを与えられるだろう。過去に充電ステーションで目撃されたマカンEVのプロトタイプは、270kWの急速充電機能により寒冷地でも高い充電性能を持つことが分かっている。バッテリー容量は約100kWhと予想する。

ポルシェは今年末までにマカンEVの発売を目指していると噂されており、2024年の最初の数ヶ月中にはディーラーに到着していることが考えられる。

欧州のメディア向け試乗会が実施されたアウディの最新EV「Q6 e-tron」。

アウディがポルシェと共同開発した電動プラットフォーム「PPE」を採用する「Q6 e-tron」プロトタイプを大規模テスト

アウディがポルシェと共同開発した電動プラットフォーム「プレミアム・プラットフォーム・エレクト…

著者プロフィール

石川 徹 近影

石川 徹