ラグジュアリーEV「キャデラック リリック」、2025年に日本導入を予定

キャデラックがフル電動クロスオーバー「リリック」の右ハンドル仕様を公開「日本導入は2025年」【動画】

キャデラックは、オーストラリアとニュージーランドに、右ハンドル仕様の「リリック」を投入する。
キャデラックは、オーストラリアとニュージーランドに、右ハンドル仕様の「リリック」を投入する。
キャデラックは、フル電動ラグジュアリークロスオーバー「リリック」の右ハンドル仕様をオーストラリアで発表した。2024年モデルとしてオーストラリアとニュージーランドに投入され、日本市場へは2025年からの導入を予定している。

Cadillac LYRIQ

世界的に電動化を進めるキャデラック

キャデラック初のEV専用モデルとして開発されたリリックのインテリア。今回、オセアニア市場に向けて右ハンドル仕様が開発された。
キャデラック初のEV専用モデルとして開発されたリリックのインテリア。今回、オセアニア市場に向けて右ハンドル仕様が開発された。

キャデラックはスイスとスウェーデンにおいて、ラインアップのフル電動化に向けた新規事業を立ち上げており、オーストラリアとニュージーランドには右ハンドル仕様の「リリック」を投入する。

2022年に発売され、数々の賞を受賞した「リリック」は、キャデラック初のEV専用モデルであり、GMのアルティウム・プラットフォームをベースに開発された。グローバル・キャデラックの副社長を務めるジョン・ロスは、右ハンドル仕様の導入について、次のように説明する。

「キャデラックは、強力な製品ラインナップにより、好調なセールスを記録しています。そして、そのビジネスは世界規模に広がりつつあります。右ハンドルの『リリック』の導入は、EVの普及が進んでいる重要市場において、新たなビジネスチャンスとなることでしょう」

「『リリック』は、未来のキャデラックのスタンダードとなるモデルです。シームレスに統合されたテクノロジー、プレミアムなクラフトマンシップ、そして優れたパフォーマンスを実現するための全社員による献身的な努力によって、さらなる進化を遂げました」

右ハンドル化を容易にした「アルティウム」

リリックは、GMが独自開発したフル電動パワートレイン「アルティウム」をベースに開発。モジュール式を採用しているため、これまでよりも右ハンドル化が容易になったという。
リリックは、GMが独自開発したフル電動パワートレイン「アルティウム」をベースに開発。モジュール式を採用しているため、これまでよりも右ハンドル化が容易になったという。

GMは、非常に柔軟性の高いモジュール式の「アルティウム・バッテリー・プラットフォーム」を導入したことで、右ハンドル仕様の開発をより効率的に進めることが可能になった。これにより、従来キャデラックを導入できなかった新市場を開拓し、さらなる事業の規模拡大が実現した。

今回のオーストラリアやニュージーランド、中国、韓国、メキシコ、カナダ、中東などの市場において、キャデラックのプレゼンスが大幅に向上しているという。「キャデラックの大胆なイノベーションスピリットは、世界中で次世代のアメリカン・ラグジュアリーの認知度を向上させています」と、ロスは付け加えた。

リリックは、オーストラリアとニュージーランドにおいて、2025年モデルとして2024年に発売される。

キャデラック リリックを動画でチェック!

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