安定した売れ行きのCX-5とCX-30が貢献! 北米マツダの8月セールスは前年を上回る

マツダCX-5
マツダCX-5
北米マツダ(Mazda North American Operations)が21年8月の販売台数を発表した。他メーカーが数字を落とす中、北米マツダは大健闘。前年同月を4.6%上回る2万7262台の販売台数を記録した。

北米マツダの21年8月は2万7262台(前年比+4.6%)を販売

21年になってからの北米マツダは好調で、2月こそ前年を下回ったものの、それ以外の月はいずれも前年増を達成。特に3月は前年の倍、4月は前年の2.8倍の台数を販売するなど、コロナ禍で落ち込んだセールスは見事に復活を遂げた。8月は伸びに陰りが出たものの、前年同月を上回る台数をキープしているのは立派だ。

北米マツダ・2021年販売台数

1月:2万5259台(+6.9%)
2月:2万6008台(−8.4%)
3月:3万1991台(+104.2%)
4月:3万1117台(+184.4%)
5月:4万2187台(+69.2%)
6月:3万2605台(+28.7%)
7月:3万2739台(+35.9%)
8月:2万7262台(+4.6%)
※( )内は前年同月比

なお、21年8月の各車別販売台数は以下の通り。

MAZDA3:2463台(−22.4%)
MAZDA6:1435台(+18.1%)
MX-5 Miata(ロードスター):881台(+13.8%)
CX-3:380台(−55.8%)
CX-30:4391台(+13.7%)
CX-5:1万5329台(+11.7%)
CX-9:2383台(−2.5%)
トータル:2万7262台(+4.6%)
※( )内は前年同月比

CX-5は相変わらず安定した売れっぷりで、1万5329台は8月としては2番目に多い台数だ。また、CX-30も前年同月比で約14%増と好調だった。

マツダCX-5
マツダCX-5
マツダCX-30
マツダCX-30

マツダは8月の数日、広島本社工場と防府工場の操業を休止した。要因は、中国での貨物積載場の再開見込みが不透明であることと、東南アジアにおける新型コロナウイルス感染拡大により部品調達に支障が出る見込みがあること。生産が滞って新車の供給が不足すれば、消費者の購入意欲に冷や水を浴びせることになりかねない。

北米では再び新型コロナの感染者が増加しているし、自動車業界はまだまだ新型コロナに振り回される日が続きそうだ。

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