マツダにも走りのミニバンがあった!

トヨタ・エスティマは280ps、ホンダ・エリシオンは300psのV6エンジンがおすすめ! 100万円で狙える走りが楽しいスライドドア ミニバン【モーターファンおすすめ中古車】

V6エンジン搭載のホンダ・エリシオン
ミニバンは走りに向いていないとよく言われるが、そんなミニバンでも走りを犠牲にしていないモデルは少なくない。そこで今回の【モーターファンおすすめ中古車】では100万円で狙える走りが楽しいスライドドア ミニバンを紹介する。

スライドドアを採用するミニバンは確かに車高が高く、スライドドアによって車体剛性が低く、車重も重いため他のカテゴリー比べて走行性能が低いと一般的には考えられている。たしかにセダンなどと比べてしまうと直進安定性やハンドリングなどどうしてもハンデを背負う部分はある。ただ、ミニバンにも走りを犠牲にしていないモデルがある。今回はそんな走りの良いスライドドア ミニバン4モデルを紹介する。

ホンダ・エリシオン プレステージ 300psのエンジンと7人全員が快適に座れるシートが絶品

2007年1月発売当時の価格は357〜451万円。同年8月に設定された2.4ℓモデルのエントリーグレードは315万円だった。写真は後期型。

ホンダ・エリシオンは、2004年に発売されたホンダの最上級ミニバンだ。アルファードやエルグランドなどと比べてすっきりとしたシンプルなデザインで登場したのだが、日本では押し出しの強いデザインの方が好まれる傾向にあり、ライバルと比べると販売台数がそこまで伸びなかった。そこで2007年のマイナーチェンジ時に追加されたのが、「エリシオン プレステージ」だ。エクステリアデザインは「アグレッシブ&ダイナミック」をコンセプトに、圧倒的な走りの強さを、迫力のあるスポーティなスタイルで表現。インテリアには、インストルメントパネルと一体化した大型センターコンソールを備え、パーソナル感があり上質で存在感のあるデザインが採用されている。標準のエリシオンをベースにしたとは思えないほどの迫力で、全く別の車に見える。また特筆すべき点は3列目の乗り心地の良さ。3列目とは思えないほどシートが分厚くサイズもたっぷり(その分収納性は悪い)。何時間乗っても疲れず、筆者がこれまで座ったミニバンのなかでナンバーワンの乗り心地の良さだった。 

エンジンは、標準モデルが2.4ℓと3.0ℓのNAエンジンが設定されたのに対し、プレステージにはレジェンドと同様の3.5ℓ VTEC NAエンジンが設定された(のちに2.4ℓモデルも設定)。このV6エンジンがとにかく気持ちいい。最高出力300ps、最大トルク353Nmというスペックを見ただけでも想像できるが、2トン近い大柄な車体をぐいぐい引っ張っていく。低回転域から高回転域まで全域にわたり強力なトルクを生み出すエンジンのおかげで、市街地から高速走行までゆとりのある走りが味わえる。6人が快適にどこまでもドライブしたくなるようなプレミアムミニバンだ。 

平均中古価格は約55万円。
たとえば「エリシオン 3.5 プレステージ SG HDDナビパッケージ 2007年式、走行6万9000kmで車両本体価格55万円」というようなものがある。
燃費が悪いことに目を瞑れば、6人が快適に過ごせるシートの乗り心地の良さと、車内の広さ、力強いエンジン。エリシオン プレステージは高次元でバランスのとれたおすすめのミニバンだ。

詳細スペック:SG HDDナビパッケージ

全長×全幅×全高(㎜)=4920×1845×1790
ホイールベース(㎜)=2900
エンジン:3.5ℓ 水冷V型6気筒SOHC24バルブ
駆動:FF
最高出力:300ps(221kW)/6200rpm
最大トルク:36.0kg・m(353Nm)/5000rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:5AT
車重(kg):1940
新車価格:395万8500円
※2007年発売当時のスペック

トヨタ・エスティマ 走りを楽しみたいなら3.5ℓエンジンがおすすめ!

2006年1月発売当時の価格は266〜388万円。3.5ℓモデルのエントリーグレードは321万円だった。写真は中期型。

トヨタ・エスティマは、1990年に初代がデビュー。「スタイリッシュな高級ミニバン」というジャンルを拓き、大人気モデルとなったトヨタのミニバンを代表するブランドだ。その丸みを帯びた印象的なプロポーションから「天才タマゴ」というキャッチコピーがついている。2006年に発売された3代目は、スタイリッシュな高級ミニバンという初代からの特長を継承しつつ、エクステリアを進化させ、インテリアをより開放的、機能的にするとともに、あらゆる状況下で滑らかさを感じさせる動的性能を目指して開発された。2020年の販売終了までじつに14年のロングランとなったのだが、発売当初のデザインが魅力的であったため最後まで古臭く感じなかった。 

パワートレーンは、2.4ℓ直4、3.5ℓ・V6の2種類のガソリンエンジンと2.4ℓエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムが設定された。走りの楽しさを求めるなら間違いなく3.5ℓ・V6エンジン(2GR-FE)搭載モデル。このエンジンはトヨタのミニバンのなかでも群を抜いてスポーティで、余裕もたっぷりだ。最高出力280ps、最大トルク344Nmを発生し、6ATとの組み合わせにより滑らかで気持ちよく加速していく。2.4ℓエンジンは、7人フル乗車をするとさすがにエンジン音がうるさく、上り坂も加速が鈍くなるが、3.5ℓはその心配がほとんどない。アルファードやヴェルファイアほど車高も高くなく、ハンドリングも上々だ。 

平均中古価格は約84万円。
たとえば「エスティマ 3.5 G 2009年式、走行4万7000kmで車両本体価格49万円」というようなものがある。
2006年から2020年の販売終了まで2008年、2012年、2016年と大きく3回のマイナーチェンジがあり、そのたびに内外装のデザインが変更されているため、3代目エスティマを選ぶ際は自分の好みのデザインから先に決めるのも良いだろう。

詳細スペック:アエラス(3.5ℓ)

全長×全幅×全高(㎜)=4795×1800×1730
ホイールベース(㎜)=2950
エンジン:3.5ℓ V型6気筒DOHC
駆動:FF
最高出力:280ps(206kW)/6200rpm
最大トルク:35.1kg・m(344Nm)/4700rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:6AT
車重(kg):1770
新車価格:321万3000円
※2006年発売当時のスペック

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