ワゴンRのスライドドア版、あのシリーズ車も『トミカ』に仲間入り!

スズキの大ヒット車、ワゴンRのスライドドア版シリーズ車が『トミカ』デビューだ! トミカ × リアルカー オールカタログ / No.81 スズキ ワゴンRスマイル

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.81 スズキ ワゴンRスマイル (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)

2023年1月の第3土曜日に、それまでの『トミカ』の『No.81 トヨタ RAV4』に代わって登場したのが『No.81 スズキ ワゴンRスマイル』です。ワゴンRスマイルは、スズキのベストセラー軽トールワゴンであるワゴンRから派生したシリーズ車種になります。

ワゴンRスマイル HYBRID X 実車フロントビュー (コーラルオレンジメタリック/アーバンブラウン2トーンルーフ)(『トミカ』のモデル車両と同一規格ではありません)
ワゴンRスマイル HYBRID X 実車リヤビュー (コーラルオレンジメタリック/アーバンブラウン2トーンルーフ)(『トミカ』のモデル車両と同一規格ではありません)

大元であるワゴンRは、新しいジャンルのワゴンタイプの軽乗用車として1993年の誕生以来、「個性的で存在感あふれるスタイリング」「乗り降りや運転のしやすさ」「室内空間の広さ」といった優れたパッケージングにより、“軽ワゴン”という新しいジャンルを築き、現在に至るまで、年齢・性別を問わない幅広い層のユーザーから高い評価を受けています。また歴代、軽自動車とは思えない広く快適な居住空間、乗り降りしやすいシート、使い勝手の良いラゲッジスペースなどの特長で好評を得て、1999年3月には累計販売台数100万台を突破したのを皮切りに、2013年9月にはスズキ車歴代最速となる400万台を達成するなど、大ヒットを記録しています。

この優れた特徴を持つワゴンRの中でも、2017年にデビューした最新6代目モデルをベースに、ワゴンRの特長である広い室内空間と高い機能性に加え、スライドドアの利便性と個性的なデザインを兼ね備えた派生モデルとして2021年に誕生したのが、ワゴンRスマイルです。スライドドアを装備させたのは、2020年度に国内販売された軽自動車のうちの約半分がスライドドア車で占められていたことと、ワゴンRユーザーを対象にしたアンケート調査で「次に欲しいクルマ」を尋ねたところ、回答者の4割が「スライドドア付きのクルマ」と答えたことを受けたからだそうです。

ワゴンRスマイルの運転席。インパネまわりはシンプル&クリーンに構成され、運転視界も広い。

ワゴンRスマイルは、基本的な構成や要素は6代目ワゴンRを踏襲しますが、デザインは「私らしく乗れるスライドドアワゴン=マイスタイル マイワゴン」をデザインテーマとし、エクステリアは四角いボディのフォルムと丸目ヘッドランプなどにより、シンプルで愛着のわくデザインとしています。車体色は、新色を含む12パターンの多彩な設定とし、さらにインパネカラーパネルや2トーンのホイールキャップなどのカラーを組み合わせることで、自分好みのクルマが仕立てられるよう多様な個性が表現されています。また、インテリアは柔らかな造形のインパネカラーパネルにカッパーゴールドのアクセントを組み合わせるなど、居心地の良さと質感の高さが感じられるデザインとされています。

前席のシートポジションを上げることで見晴らしの良さとゆとりある空間が両立された室内。
ワンアクションで素早く格納・復帰できる左右独立のワンタッチダブルフォールディングリヤシートはスライド&リクライニング機構を備える。

パッケージングは、取り回しのしやすさに定評があるワゴンRの使い勝手に加え、ワゴンRに対して65mm拡大させた室内高を生かしてヘッドクリアランスを確保しつつ、前席のシートポジションを上げることで見晴らしの良さとゆとりある室内空間を両立、快適で運転しやすいパッケージングを実現しています。また、室内空間を拡大しながらも最小回転半径はワゴンRと同等の4.4m が維持されています。さらに、後席には乗り降りがしやすいと定評があるスペーシアと同等の600mm の開口幅と345mm のリヤステップ地上高のスライドドアを採用、優れた乗降性が実現されています。

低速から中高速までの実用速度域で優れた燃費性能と軽快な走りを実現するR06D型エンジン。

走行性能は、低速から中高速までの実用速度域で優れた燃費性能と軽快な走りを実現するR06D型エンジンや、モーター機能付発電機(ISG)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたスズキ独自のマイルドハイブリッドの採用により、軽快な走りとWLTCモード25.1km/ℓという優れた燃費(HYBRID X、HYBRID Sの2WD車)を実現しているほか、構造用接着剤や高減衰マスチックシーラーの採用によって操縦安定性と乗り心地が高められています。さらに、不快な音や振動を低減する遮音材などを最適に配置して、静かで会話のしやすい室内空間が実現されています。

使い勝手の面では、ワンアクションで素早く格納・復帰できるワンタッチダブルフォールディングリヤシートが全車に採用されているほか、HYBRID Xと同Sには、パワースライドドアが閉まる動作中にリクエストスイッチ、または携帯リモコンでドアロックを予約できる「パワースライドドア予約ロック機能」が採用されており、リクエストスイッチでの操作はスズキ車初採用の機構となっています。

運転に必要な情報をカラー表示するヘッドアップディスプレイ。情報確認のためにメーターなどへ視線を大きく動かす必要がなくなる。
車両情報をカラー表示するマルチインフォメーションディスプレイ。シンプルで情報を読みやすい・

安全面では、デュアルカメラブレーキサポートを搭載した『スズキ セーフティ サポート』が全車に標準装備されています。全方位モニター用カメラ装着車には、狭い道でのすれ違い時の接触防止をサポートする「すれ違い支援機能」がスズキ車で初採用されています。また、運転に必要な情報をカラー表示するヘッドアップディスプレイや車両情報をカラー表示するマルチインフォメーションディスプレイ、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)、標識認識機能などが『セーフティプラスパッケージ』としてメーカーオプション設定されています。ワゴンRスマイルはまた、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術でドライバーの安全運転を支援してくれるクルマ=「サポカーS ワイド」や国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEB32)認定車」、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当しています。

ガソリン仕様の“G”グレード。フォグランプが装備されず、サイドドアハンドルもカラードになっているなど、こちらの方が『トミカ』のイメージに近いようだ。

『トミカ』の『No.81 スズキ ワゴンRスマイル』は、実車の持つ、シンプルで愛着とぬくもりが感じられるデザインがよく再現されています。実車にはガソリンモデルの“G”、マイルドハイブリッドモデルの“HYBRID S”、“HYBRID X”の3グレードがありますが、フォグランプとメッキバックドアガーニッシュが無いこと、スライドドアハンドルがメッキではなくカラードであることなどから、“HYBRID S”のモノトーン車か“G”だろうと思われます(おそらく“G”)。とは言え、そこまで細かに追求するのも『トミカ』では野暮というもの。ここはひとつ、コレクションに加えて可愛らしいスタイリングを愛でるのが正しいあり方でしょう。

■スズキ ワゴンRスマイル HYBRID S (FF) 主要諸元

全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1695

ホイールベース(mm):2460

トレッド(前/後・mm) :1295/1300

車両重量(kg):860

エンジン形式:R06D型直列3気筒DOHC吸排気VVT

排気量(cc):657

エンジン最高出力:36kW(49ps)/6500rpm

エンジン最大トルク:58Nm(5.9kgm)/6000rpm

モーター形式:WA04C型直流同期式

モーター最高出力:1.9kW(2.6ps)/1500

モーター最大トルク:40Nm(4.1kgm)/100

トランスミッション:電気式CVT

サスペンション(前/後):ストラット/トーションビーム

ブレーキ(前/後) :ディスク/ドラム

タイヤ:(前後) 155/65R14 75S

■毎月第3土曜日はトミカの日!

No.39 ホンダ ステップワゴン (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2023年1月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.81 トヨタ RAV4』に代わって『No.81 スズキ ワゴンRスマイル』が登場します。また、それまでの『No.39 三菱 デリカD:5』に代わって『No.39 ホンダ ステップワゴン』が登場します。なお、『No.39 ホンダ ステップワゴン』には、初回出荷のみの特別仕様(特別色)もあります。

No.39 ホンダ ステップワゴン(初回特別仕様) (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)*初回のみの特別仕様(特別色)です。

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