DS 7クロスバックにスポーティな特別仕様車「パフォーマンスライン」が登場! フォーミュラEからインスパイアされたディテールが光る

9月8日、グループPSAジャパンはDSオートモビルのフラッグシップSUV「DS 7クロスバック」に、フォーミュラEからインスパイアされたディテールを持つ特別仕様車「PERFORMANCE Line(パフォーマンスライン)」を設定したと発表した。税込車両価格はディーゼルターボエンジンを搭載する「DS 7クロスバック・パフォーマンスラインBlueHDi」が609万円、プラグインハイブリッドパワートレイン仕様の四輪駆動モデル「DS 7クロスバック・パフォーマンスラインE-TENSE 4×4」が727万円。なお、同社では同特別仕様車の発売を機にグレード名を一新している。

内外装にわたってブラック基調の専用ディテールを採用し、これまでにないエレガンスとスポーティの融合を演出

DSオートモビルにおけるパフォーマンスラインは、次世代モータースポーツとして注目を浴びているフォーミュラEの「DS TECHEETAH Formula E Team」のテクノロジーに由来するインスピレーション(内装トリム呼称)である。DSオートモビルならではのフレンチラグジュアリーをベースにしながら、シックなレーシングマインドを全面に押し出し、新たな個性を打ち出した仕様としてグローバルで人気を博している。

そんなパフォーマンスラインが、電動化パワートレインのフラッグシップSUV「DS 7クロスバックE-TENSE 4×4」に初めて設定された。電気モーターによるほとんど無音ともいえる静粛性と、システムトータル出力300ps/520Nmという動力性能は“ダイナミック・セレニティ(静謐なるダイナミズム)”というDSオートモビルのパフォーマンスのコンセプトに相応しいもので、そのパフォーマンスを直接的なレーシングスタイルの内外装で味わえるのだ。一方、ディーゼルエンジンを搭載する「DS 7クロスバック・パフォーマンスラインBlueHDi」は、純内燃機関モデルとして、2019年4月のガソリン版、2020年11月のディーゼル版以来の三度目の発売となる。

内外装には「DS TECHEETAH Formula E Team」由来のスポーティなエッセンスがDSオートモビルならではのフレンチラグジュアリーと融合している。本来クロームで彩られたDSウイングおよびリヤガーニッシュはあえてマットブラック仕上げとされ、一方フロントグリルのひし形の格子やルーフレールはツヤを出したブラックで仕上げられている。あらゆるディテールをブラックで統一しつつも、さまざまなツヤ感、素材感、質感を使い分けることで豊かな表情を生み出している。

足元では、OPERA(従来のGrand Chic OPERAナッパレザーオプション)、RIVOLI(従来のGrand Chic)に装着される20インチホイールに対して、専用の19インチホイール(235/50 R19タイヤ)を装着し、精悍なスタイリングとライドコンフォートの両立を図っている。この19インチアロイホイールは、グロスブラックと切削加工による輝きが美しいコントラストを描き、センターキャップのカルマンがアクセントに。

ボディカラー:クリスタル パール
ボディカラー:ブラン ナクレ
ボディカラー:グリ プラチナム
ボディカラー:ノアール ペルラネラ

ボディカラーはクリスタル パール、ブラン ナクレ、グリ プラチナム、ノアール ペルラネラの4色が設定された。

OPELAインスピレーションではアートフィニッシュレザー(ムラ染)で覆われるダッシュボードはアルカンターラに、センターコンソールおよびドアトリムも同様にアルカンターラ仕上げに。さらにカルマン(カーマインレッド)とゴールドのステッチがアクセントになっている。さらにフロアマットやフロントドアステップガードなど、このモデルならではのディテールが華を添えている。

このようにしてドライバーの眼前に広がる緻密に貼り込まれたアルカンターラのテクスチャー、DSオートモビルならではのオリジナリティ溢れるダイヤモンドパターンのアルカンターラシートのステッチ、スポーティなパーフォレーテッド加工を施すDシェイプステアリングホイールといったディテールが織りなす風景は、これまでにないエレガンスとスポーティの融合を漂わせるもの。ストイックにブラックのワントーンでコーディネイトしつつも、そこはかとなく滲み出る優美さはDSオートモビルならではのスタイルといえる。

●「DS 7クロスバック・パフォーマンスライン」主要装備
・マットグラックDSウイング&リヤガーニッシュ
・シャイニーブラックルーフレール
・アルカンターラ/テップレザーシート(電動調整式/シートヒーター)
・アルカンターラダッシュボード/センターコンソール/ドアトリム
・専用インテリアステッチ(カルマン&ゴールド)
・専用デザインフロントドアステップガード
・専用デザインフロアマット
・パーフォレーテッド加工ステアリングホイール
・パノラミックサンルーフ
・アルミペダル
・グリップコントロール
・DSアクティブスキャンサスペンション
・DSコネクテッドパイロット
・DSアクティブLEDビジョン
・19インチオニキスブラックアロイホイール
・Focal HiFiオーディオシステム

なお、同社ではこの特別仕様車「パフォーマンスライン」の発売を機に、DS 7クロスバックのグレード名を変更。従来のSo Chicおよび Grand Chicといった名称を廃し、「OPERA(オペラ)」「RIVOLI(リヴォリ)」「BASTILLE(バスティーユ)」などのインスピレーション(インテリア仕様)が機種名となり、よりシンプルかつ明快なグレード体系へと変更された。なおベースグレードのSo Chicは廃止されている。

●「DS 7クロスバック」モデルラインナップ
・BASTILLE BlueHDi(従来のSo Chic BlueHDiパッケージオプション):520万3000円
・RIVOLI(従来のGrand Chic):607万9000円
・PERFORMANCE Line BlueHDi(特別仕様車):609万円
・RIVOLI BlueHDi(従来のGrand Chic BlueHDi):627万9000円
・OPERA(従来のGrand Chic OPERAナッパレザーオプション):668万5000円
・OPERA BlueHDi(従来のGrand Chic Blue HDi OPERAナッパレザーオプション):688万5000円
・PERFORMANCE Line E-TENSE 4x4(特別仕様車):727万円
・E-TENSE 4×4(従来のE-TENSE 4×4 Grand Chic):732万円
※価格は消費税込み

●DSオートモビル公式サイト「DS 7クロスバック」

キーワードで検索する

著者プロフィール

細田 靖 近影

細田 靖