目次
ホンダとアキュラの一日あたりの自動車供給は、2022年のほとんどの期間を一桁台で推移し、77%という歴史的に見ても高い回転率で推移していたという。また、2023年の増産により、ホンダブランドは最大120万台、アキュラブランドは16万台の販売を実現する見込みを発表している。これは、2022年比で20~25%の増加となる。ここから、ホンダブランド、アキュラブランド、さらにホンダの掲げる電動化車両ラインナップの最新情報を紹介する。(米国市場向け)
アキュラブランド

- アキュラは、アメリカン・ホンダのデジタル化の先鋒として、2024年のZDXとZDX Type Sから、アキュラのEV販売の100%をオンラインで行うと発表。ZDXは2023年に先行販売を開始し、2024年初頭の発売が目指されている。
- アキュララインアップのパフォーマンスゲートウェイとして、待望のインテグラ・タイプSが今夏に登場。
- パフォーマンスセダンのTLXは2023年に改良され、競争の激しい中型高級セダンセグメントでさらに魅力を高める予定とされている。
ホンダブランド

- ホンダのライトトラックのラインアップは、2023年も競争力を維持し、パスポートと2024年型リッジラインにトレイルスポーツの初適用を含む頑丈な能力とデザインを強化するための追加変更が行われる予定。
- 2023年初頭に発売される新型アコードとアコード・ハイブリッドは、ハイブリッド車の販売台数を増加させ、Googleビルトインを初搭載したホンダ車として導入。
- ホンダは、GHG排出量を削減しながら、顧客をフル電動化へ橋渡しする重要なステップとして、今後も主力車種によるハイブリッド車の販売拡大を目指す。これには、CR-Vとアコードのハイブリッド車の販売台数を販売構成比の50%まで増加させること、また2024年にセダンとハッチバックの両方を提供するシビックハイブリッドを導入することが含まれている。
電動化に関する最新情報
- 2023年には、ホンダ初の電気自動車SUV「プロローグ」の先行販売が開始される。プロローグの納車は2024年初頭に開始される予定。
- CR-Vとアコードのハイブリッド車の台数が増加するため、オハイオ州でのハイブリッド/電気パワートレインの生産量が3倍に増加することが見込まれている。
- オハイオ州の新しいEVハブの一環として、オハイオ州で35億ドルの合弁EVバッテリー新工場が設立され、さらに7億ドルの再整備が、3つのホンダ自動車工場で開始される予定。