ポルシェも、業界全体のサプライチェーンの問題に関連した課題を直面した2022年だったが、結果として予想を上回る新記録を達成した。
PCNAのKjell Gruner社長兼CEOは、
「お客様一人ひとりに、特に我慢を強いられることもありましたが、素晴らしい体験を提供するためにあらゆる段階でお客様をサポートしてきたPCNAとドイツのディーラー、そしてチームに感謝しています」と述べた。
「同時に、J.D. Power 2022 US APEAL Studyにおいて、ポルシェが新車体験において全自動車ブランドのなかで最も高い評価を得たことは喜ばしいことです」

ポルシェ911の納車台数は2年連続で1万台を超え、2021年比で2%増加した。サプライチェーンの問題で納車が遅れるなかでも、BEVタイカン(Taycan)の需要は堅調に推移した。通年の業績は、マカンおよびカイエンが牽引し、SUVの納車台数は合計で前年比7%増の44,882台となり、過去最高を記録した。BEVは、2022年の全納車台数の10%を占め、プラグインハイブリッドを含めた電動化のシェアは14%に達した。
MODEL | 2022 | 2021 |
ALL911 | 10,204台 | 10,042台 |
ALL718 | 3,484台 | 4,292台 |
ALL TAYCAN(タイカン) | 7,271台 | 9,419台 |
ALL PANAMERA(パナメーラ) | 4,224台 | 4,257台 |
ALL CAYENNE(カイエン) | 21,194台 | 17,299台 |
ALL MACAN(マカン) | 23,688台 | 24,716台 |
合計 | 70,065台 | 70,025台 |
米国におけるポルシェ認定中古車(CPO)の販売台数は、は10%増の32,958台となり、過去最高の販売台数を記録した。