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独創性あふれるスタイリング 十二分な加速力で走りは快適
2017年に発表され、日本には19年から導入されているのが、その名の通りC3をベースとして誕生したこのモデル。
エクステリア
正式名称に〝SUV〞の文字が加えられているように、やや車高が高く、フェンダーアーチにはクラッディングが加えられるなどしたその佇まいは、昨今続くSUVブームをキャッチアップしたいという意図が感じられる。いずれにしても、個性的で存在感の強いスタイリングは、このモデル最大の売りと言って良いだろう。
インストルメントパネル
全長は4160mm。世界の市場を見据えた全幅は1765mmと日本では〝3ナンバー〞の規格に踏み込むが、5.5mという最小回転半径もあって日常使いで持て余してしまうことはなさそうだ。
居住性
日本導入モデルに搭載されるパワーパックは、最高130psを発するターボ付きの1.2l3気筒ガソリンエンジンと6速ステップATの組み合わせ。グレードは「SHINE」のみの設定で、それをベースにパノラミック・サンルーフや17インチのマッド&スノータイヤなどを加えたパッケージ・オプション付きの2タイプという構成。
うれしい装備
月間登録台数 NO DATA 現行型発表 19年7月(マイナーチェンジ 21年11月) WLTCモード燃費 16.7 km/l
ラゲッジルーム
走り始めると思いのほか良い加速感が味わえるのは、低回転域で太いトルクを発する、〝ピュアテック〞の愛称が与えられたエンジンの実力ゆえという印象。ふんわり優しい乗り味を期待すると意外にも路面の凹凸を明確に伝えてくる印象を受けたのは、テスト車がオプション・パッケージ付きであったことも関係していたからかもしれない。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.142「2022-2023 コンパクトカーのすべて」の再構成です。
http://motorfan-newmodel.com/integration/142/