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前後左右の全方位をカバーする最強ドラレコの登場
最新機における最大の特徴とも言えるのがカバー力の向上だ。これまでのドラレコ発展の歴史を見ると、前方のみの1カメラから前後2カメラへと進化し、現在は360度へと撮影範囲の拡大という変遷を遂げている。当初は前方の状況を把握していれば事故の原因究明は可能と考えられていたが、その後に後方からの追突や煽り運転被害などドライバーのトラブルへのニーズが広がっていったのだ。
この360度をさらに発展させ、従来ではウィークポイントとなっていた後方録画能力を高めるモデルが相次いで登場したのが2022年のトピックといえるだろう。もちろんこのカバー力を達成するためには、記録データの圧縮技術などが必要になる。ファイルサイズが大きくなればそれだけ記録時間も短くなってしまい、結果として安心感が薄らいでしまう。その問題を解決することができたことは、マルチなカバー力を手に入れられる決め手となったのだ。
定番モデルもさらに進化して安心感が高まる
定番となっている前後2カメラモデルも機能強化が図られているのも注目ポイントだ。中でも後続車の煽り運転を自動で検知し記録するモードを搭載するモデルが次々にデビューしているのは2022年の特徴ともいえるだろう。
ドラレコの装着理由でダントツともいえる煽り運転対策を徹底的に進化させ、より安心感を高めているというわけだ。この煽り運転判定は独自のアルゴリズムで煽り運転を検知し記録する機能。こちらもまた最新のセンシング技術を応用することで達成した新機能なのだ。
同時に長時間録画を可能にするモデルも誕生しているのは見逃せない。特にダブルスロットを搭載することで、最長100時間の記録を可能にしたモデルは、たまにしか乗らない人にとって駐車監視モードで威力を発揮してくれるはずだ。
新進のデジタルガジェットで夜間走行の安心感もプラス
定番のドラレコ形状だけでなく、デジタルミラー機能とドラレコを一体化したモデルの充実も昨年見られたトレンドのひとつ。デジタルミラー自体は数年前から登場しているものの、その機能性を凝縮しつつドラレコとしての性能も飛躍的に進化している。
ドラレコは安心を手に入れるための装備としての性格が強いため、走るシチュエーションによって必要になる機能も人それぞれに違いがあるはず。そんな個々のニーズを満たしてくれる多彩なドラレコは、最新モデルにこそ存在しているというわけ。失敗しないためのドラレコ選びは、最新の機能を知ることが第一歩といえるだろう。