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PNDでは地図が見やすく、案内が正確な大画面モデルが好調
まずはPND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)から。
スマートフォンのナビアプリが台頭したころ、それに押されてニーズが縮小すると予想されていたが、実際は一定の支持率をキープし続けてきた。それはナビアプリと比べて確たる優位点があるからだ。
優位点は主には2つある。1つは車載専用機ゆえの使いやすさで、もう1つは画面の見やすさだ。それゆえに、廉価なことを特長とする小型のベーシックモデルより、ある程度画面が大きくかつ高性能なモデルの方が好調だ。
実際、多くのメーカーは7V型以上の大画面モデルの開発に軸足を置いていて、安全サポート機能等をプラスした実力モデルを積極的にリリースしている。
その結果、上級モデルの充実ぶりが目立つ。
AV一体型ナビは基本性能の底上げが顕著
特に目を見張るのは「スマートフォンとの連携力」
続いてはAV一体型ナビについて見ていこう。ここでは個性派モデルが増えている。ゆえにストロングポイントを見比べると、買うべきモデルが見えてくる。
また全体的に、基本性能の底上げも目立つ。そのポイントは3点。「スマホとの連携力」「画質」そして「操作レスポンス」だ。
スマホとの連携力が高まっているのは、スマホをソースユニットとして活用しているドライバーが増えているため。BluetoothとHDMIへの対応が一層の広がりを見せており、前者については一部のベーシックモデルを除いて多くの機種が対応し、後者についてもハイグレードモデルのみならずスタンダードモデルにも装備が広がっている。
もしも今愛用しているナビがこれらに対応していなければ、対応する最新機種に換装するとエンタメ性能が一気に上がる。最新モデルは画質がおしなべて高く、さらに操作性も上がっていて使いやすい点も見逃せない。
画質では『ストラーダ』に、エンタメでは『サイバーナビ』に軍配!?
では、注目モデルを具体的に挙げていこう。
パナソニックの『ストラーダ』も唯一無二の特長を持つ。最上位シリーズの『F1X PREMIUM10』の2機種には有機ELディスプレイが採用されていて、画質の高さが頭ひとつ抜けている。また『ストラーダ』は大画面をフローティング配置させた先駆けでもあり、その構造の堅牢さ&使いやすさでも一日の長がある。
そしてカロッツェリアの『サイバーナビ』も、独自の道を行く。ネットワークスティックの同梱モデルがあり、車内のオンライン化が可能だ。しかも『サイバーナビ』では停車中でもネットと繫がり放題となるので、キャンプや車中泊でもWi-Fi環境が途切れず、エンタメ性能も高い。
少し古いナビを使っているのなら、最新機種への換装の検討をして損はない。そのポテンシャルの高さは、販売店の店頭にてご確認を。