メルセデス・ベンツのコンパクトMPV「Bクラス」が改良。内外装デザインの一部刷新でよりスポーティに 

メルセデス・ベンツ日本は2月27日、改良を受けたコンパクトMPV「Bクラス」を導入し、同日発売した。税込車両価格は1.4ℓ直列4気筒ガソリンターボエンジン(136ps/200Nm)を搭載する「B180」が537万円、2.0ℓ直列4気筒ディーゼルターボエンジン(150ps/320Nm)を積む「B200 d」が573万円。

「アダプティブハイビームアシスト」「MBUX ARナビゲーション」「アドバンスドサウンドシステム」等を標準装備

メルセデス・ベンツ日本は2月27日、改良を受けたコンパクトMPV「Bクラス」を導入し、同日発売した。税込車両価格は1.4ℓ直列4気筒ガソリンターボエンジン(136ps/200Nm)を搭載する「B180」が537万円、2.0ℓ直列4気筒ディーゼルターボエンジン(150ps/320Nm)を積む「B200 d」が573万円。

Bクラスは、広い室内空間と優れたユーティリティ、スポーティかつラグジュアリーなエクステリアデザインと、高い質感と若々しさを感じさせるインテリアデザインを採用したマルチパーパスコンパクトモデル。マルチメディアシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」や、充実した安全運転支援システムを採用するなど多くの機能が取り入れられている。今回の新型Bクラスは、内外装のデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムをSクラス等に採用している最新世代にアップデートし、安全性や快適性を高める「アダプティブハイビームアシスト」「MBUX ARナビゲーション」「アドバンスドサウンドシステム」等を標準装備し、商品力を一層高めている。

エクステリアデザインはスポーティになった。フロントマスクではシャープなイメージのヘッドライトが採用されたほか、AMGラインにマットクローム仕上げの小さなスリーポインテッドスターが無数に散りばめられたシングルルーバータイプの「スターパターンフロントグリル」を採用(標準仕様はブラック仕上げ)。

リヤビューは、新デザインのリヤディフューザーよりスポーティで安定感を演出。さらに2ピース構造のLEDリヤコンビネーションライトを採用することで、ワイド感が強調された。ウインドウの両端には、空力性能を高めるスポイラーが装備された。

アルミホイールは、ブラックペイントをあしらうことで足元をスポーティに演出。標準仕様には17インチ5ツインスポークアルミホイール、AMGラインには18インチ5ツインスポークアルミホイールが装着される。なお、ボディカラーに新色の「ローズゴールド」が追加されたのも新しい。

インテリアは、より直感的な操作が可能な新世代のステアリングホイールを採用したことで、スタイリッシュなイメージを高めている。オプションのAMGラインパッケージを選択すると、3本のツインスポークにより近未来的なスポーティさが強調。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も有している。従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用した。これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上している。

また、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止するとともに、助手席前には新デザインのインテリアトリムに刷新。さらに、オプションのAMGレザーエクスクルーシブパッケージを選択すると、シートの素材として従来設定の無かった本革ブラックが選べるようになった。

最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)を標準装備した点も見逃せない。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、 気象情報)に加えて、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能にも対応。また、音声認識だけではなく、タッチスクリーン、ステアリング ホイールにあるタッチコントロールボタンでも様々な操作をすることができ、ドライバーの好みや運転状況に応じて使い分けることが可能だ。また、メルセデス・ベンツの最新世代のナビゲーションシステムと、Cセグメントに初めてMBUX AR(Augmented Reality=拡張現実)ナビゲーションを採用。従来、目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に進むべき道路がハイライトされるが、新型ではそれに加えて、車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その進むべき道路に矢印が表示される。

このほか、交通状況に応じてハイビームとロービームを切り替えてヘッドライトの照射範囲を自動で調整し、あらゆる状況下において常に最大限の視界を確保する「アダプティブハイビームアシスト」や、合計10スピーカー(出力225W)の「アドバンストサウンドシステム」が標準装備された。

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