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新型BMW X5・X6(Mコンペティション)

新型X5、X6のエクステリア・インテリアは、新しいデザインのヘッドライトや最新バージョンのフルデジタル・コントロールシステムBMW iDrive with BMW Curved Displayなどの精密なデザイン変更などにより、最先端の魅力が新鮮に表現されている。新型モデルのパワートレインには、BMW X5 xDrive50eプラグインハイブリッド・パワートレインをはじめ、新型48Vマイルドハイブリッドエンジンなどが豊富にラインナップされ、どのタイプでもドライビングの楽しさが踏襲されている。
新型X5 Mコンペティション、X6 Mコンペティションは、通常モデルよりも研ぎ澄まされたエクステリアボディに仕上げられている。なお、X5・X6のフロントエンドのデザインが共通化されたのは今回が初めてのことだ。両車のキャビンには、BMWカーブド・ディスプレイ、M専用スクリーン・コンテンツを備えたBMW iDriveコントロールシステムなどの最先端のテクノロジーが採用されている。大幅に改良されたV8エンジンは、48V技術に対応し、最高出力625psをさらに力強く、さらに印象的なフィーリングと共に発揮する。
アメリア・アイランドでワールドプレミアを飾った4車種は、自動運転や駐車のためのシステムのポートフォリオも大幅に拡充されている。例えば、iPhoneを使って車外から駐車や操作の完了を行うことも可能だ。
BMWのモータースポーツ史に残る名車

アメリア・アイランドでは、スポーティな新型車に並んでモータースポーツの伝説を飾ったBMW 3.0 CSLも展示された。トイネ・ヘゼマンス(オランダ)とディーター・クエスター(ドイツ)は、ル・マン24時間レースのツーリング・カー(「Tourisme Spéciale」)クラスで3.0 CSLを運転し、勝利を収めたのが丁度50年前。ゼッケン51の3.3リッターエンジンの信頼性は、このレースでも重要な役割を果たし、このコンビは権威ある耐久レースの総合ランキングで11位を獲得した。

3.0 CSLレーシング・クーペがBMW Group Classicのスペースでは、「バットモービル」(その華麗なリア・ウィングから)と呼ばれる2ドア車のシリーズ生産バージョンと交互に展示された。この最終開発段階のBMW 3.0 CSL(3.2リッター・エンジン、最高出力206ps)は、わずか167台しか製造されていない。さらに、BMW Group Classicのラインアップに華を添えたのは、BMW 507。このロードスターは、BMWの最も象徴的な車の1台として、今日までその名声が受け継がれている。