マツダ 社長交代 丸本社長から毛籠勝弘(もろ・まさひろ)新社長へ

右が丸本現社長、左が毛籠次期社長
マツダは、2023年6月開催予定の株主総会で代表取締役が丸本 明氏に代わって毛籠勝弘(もろ・まさひろ)氏が就任する。また代表取締役会長の菖蒲田清孝氏は留任。新たにジェフリー・エイチ・ガイトン氏が代表取締役専務執行役員に就任する。社長交代は5年ぶり。

あらたに代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)コミュニケーション・サステナビリティ統括に就任(異動予定日は第157回提示株主総会開催日)する毛籠氏は1960年生まれの62歳。1983年にマツダに入社後、マツダモーターヨーロッパ副社長、マツダモーターオブアメリカ(MNAO)社長兼CEO、同会長兼CEOなどを歴任。21年6月にはマツダでコミュニケーション・広報・生涯・管理領域統括の専務執行役員を務めていた。

15:00から広島で行なわれた代表取締役交代に伴う記者会見で、丸本社長は
「北米マツダのCEOとしてブランド価値経営をしながら、北米市場をもっとも収益をあげる市場に成長させた。会社全体を俯瞰し、将来を見据えた考え方、内外のコミュニケーション能力など」を毛籠氏を次期社長に選んだ理由に挙げた。

毛籠次期社長は、「来期の課題はふたつ。ひとつはマツダを成長軌道に乗せていくこと。そのドライバーになるのがラージ商品群だ。また将来の経営効率を高めていく。原価の低減活動を進め、会社全体をさらに筋肉質にしていく」と語った。

退任する丸本社長は、社長在任中にもっとも困難だったことを問われて

「社長就任直後の西日本豪雨」と「新型コロナウイルスによるパンデミックに端を発した環境変化」をあげた。

マツダの新経営陣の主な顔ぶれは次の通り

代表取締役会長:菖蒲田清孝
代表取締役社長兼CEO コミュニケーション・サステナビリティ統括:毛籠勝弘氏

代表取締役会長:菖蒲田清孝氏(現職と同じ)

代表取締役社長兼CEO コミュニケーション・サステナビリティ統括:毛籠勝弘氏(現 取締役専務執行役員 ミュニケーション・広報・渉外・サステナビリティ・管理領域統括)

取締役専務執行役員:小野 満氏員:
代表取締役専務執行役員兼CFO社長補佐、北米事業・コスト革新統括:ジェフリー・エイチ・ガイトン氏

代表取締役専務執行役員兼CFO社長補佐、北米事業・コスト革新統括:ジェフリー・エイチ・ガイトン氏(現 専務執行役員北米事業統括)

取締役専務執行役員:小野 満氏(現 取締役専務執行役員財務・経営企画統括)

取締役専務執行役員 営業領域・商品戦略統括、コスト革新統括補佐:青山裕大氏
取締役専務執行役員兼CTO(最高技術責任者)研究開発統括、コスト革新統括補佐:廣瀬一郎氏

取締役専務執行役員 営業領域・商品戦略統括、コスト革新統括補佐:青山裕大氏(現 取締役専務執行役員グローバルマーケティング・販売・カスタマーサービス・新事業(MaaS)(現 商品戦略統括)

取締役専務執行役員兼CTO(最高技術責任者)研究開発統括、コスト革新統括補佐:廣瀬一郎氏(現 取締役専務執行役員研究開発・コスト革新・イノベーション統括)

取締役専務執行役員品質・購買・生産・物流・カーボンニュートラル統括、コスト革新統括補佐:向井武司氏
取締役専務執行役員兼CSO(最高戦略責任者)経営戦略・R&D戦略企画・MDI&IT統括、カーボンニュートラル・コスト革新統括補佐):小島岳二氏

取締役専務執行役員品質・購買・生産・物流・カーボンニュートラル統括、コスト革新統括補佐:向井武司氏(現 取締役専務執行役員品質・購買・生産・物流・カーボンニュートラル統括、コスト革新統括)

取締役専務執行役員兼CSO(最高戦略責任者)経営戦略・R&D戦略企画・MDI&IT統括、カーボンニュートラル・コスト革新統括補佐):小島岳二氏(現 専務執行役員経営戦略・R&D戦略企画・MDI&IT統括、カーボンニュートラル統括補佐)

社外取締役候補は 佐藤潔氏、小川理子氏の2名。

2018年から代表取締役社長を務めてきた丸本明氏は退任する。

2023年に入って、トヨタ自動車(豊田章男氏→佐藤恒治氏1969年生まれ)スバル(中村知美氏→大崎  篤氏1962年生まれ)と自動車メーカーの社長交代が相次いでいる。マツダも1960年代生まれの社長にバトンタッチすることになった。

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