北米トヨタ、2023年型「MIRAI(ミライ)」にオーディオマルチメディアシステムを追加! リミテッドグレードには安全支援システム「トヨタ・チームメイト」を搭載!

トヨタの北米部門は、米国市場向けに販売する 2023年型「ミライ」に「トヨタ・オーディオマルチメディア」システムを搭載することを発表した。また、上級グレードの「リミテッド」には、トヨタ最新の運転支援技術の「トヨタ・チームメイト」が搭載され、カメラ、レーダー、LiDARのインテリジェントシステムによって安全な運転をサポート。また、水素燃料で走行する FCEVプラットフォームを採用しているため、タンクに水素を充填して水のみを排出する。北米トヨタは、新型ミライのオーナーに、購入またはリースで最大195万円(15,000ドル)の水素を無償で提供することを発表している。

先進運転支援システム「トヨタ・チームメイト」を搭載

2023年のミライ・リミテッドグレードは、最新の先進運転支援技術である「トヨタ・チームメイト」を搭載しており、アップグレードとして購入することで、ドライブの信頼性を高めるように設計された運転支援技術群である。「トヨタ・チームメイト」には「アドバンストドライブ」と「アドバンストパーク」の2つの機能が含まれている。カメラ、レーダー、LiDARのインテリジェントシステムを使用し、連携して便利で効率的なモビリティの実現がサポートされている。

アドバンストドライブは、特定のアクセス制限のある高速道路において、運転状況を検知し、ドライバーの積極的な監視のもとで加速、ブレーキ、ステアリングコマンドを実行し、ドライバーのサポートを行う。また、一定の条件下では、ドライバーモニターシステムで確認しながら、ハンズフリー運転が可能である。アドバンストパークは、縦列駐車やバック駐車の際に、ステアリング、アクセル、ブレーキ、ギアチェンジを自動制御し、ハンズフリー駐車に必要な操作をアシストする。

水素燃料によるプラグレスな走行を実現

トヨタ・ミライは水素を燃料に使用することで、「プラグレス」な電気自動車というスタイルを実現している。そのため、BEVでは急速充電でも数時間かかる大きなバッテリーを充電する必要がない。FCEVのドライバーは多くのドライバーがガソリン車で行っているのと同じように、タンクに水素を充填するだけで完了する。FCEVの場合、燃料は液体ガソリンではなく、無害な圧縮水素ガスが使用されている。

FCEVは、車内で水素から電気を作り、水のみが排出される。燃料電池システムは、貯蔵された水素を空気中の酸素と結合させ化学反応によって電流と水を生成し、車の下のベントパイプから水を排出する。

ミライの燃料電池と回生ブレーキシステムで発電した電気は、リチウムイオン電池に蓄えられる。アクセルペダルを踏むと、燃料電池やバッテリーからリアに搭載された交流同期電動機に電力が供給され、後輪を駆動する。吸入空気は、電動エアコンプレッサーで加圧され、水冷式インタークーラーで温度を下げられてから燃料電池スタックに入る仕組みだ。また、エアコンプレッサーと一体化した水冷式オイルクーラーによって効率が最大化されている。

吸気システムは騒音を軽減するように設計されており、乗員にはほとんど気づかれないようになっています。燃料電池の吸気には浄化が必要となるため、静電式エアクリーナーエレメントで超微粒子(Particulate Matter 2.5)を捕捉し、チャコールフィルターで化学物質が除去されている。米国市場向けのすべての新型トヨタ・ミライには、購入またはリースで最大195万円(15,000ドル)の水素が無償で提供される。

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