レクサスがBEVオーナー専用サービス「レクサス・エレクトリファイド・プログラム」をスタート

レクサスは3月30日、新型「RZ450e」と改良版「UX300e」の発売に合わせて、バッテリーEV(BEV)オーナー専用サービス「レクサス・エレクトリファイド・プログラム(以下LEP)」を開始した。

レクサスBEVを購入してから売却までの間に直面する様々な不安や困りごとをサポート

写真左からRZ450e、UX300e

レクサスは、ブランド初のBEV専用モデル「RZ」や、より実用的な航続距離を実現した改良版「UX300e」の発売を皮切りに、BEVの本格的な普及とカーボンニュートラル社会の実現を目指しながら、電動化がもたらすクルマの進化と楽しさを追求していく。合わせて、LEPの導入を通じて、レクサスの強みである販売店網や顧客サービスを活かし、カスタマーがBEVを購入してから売却までの間に直面する様々な不安や困りごとをサポート。様々な共創パートナーとともに、レクサスならではのサービスや体験を提供する。LEPの主な特徴を見ていこう。

【BEVにまつわる不安を低減する充電環境やサポート体制】

●購入検討から利用中の不安・困りごとに寄り添うBEVコンシェルジュ
 BEVに関する特別な研修を受けたスタッフ「BEVコンシェルジュ」を、全国レクサス販売店183店舗に、それぞれ1名以上配置し、ユーザーのBEVライフを支える。車両や自宅への充電器設置等のBEV購入に関する専門知識のみならず、全国レクサス販売店ネットワークを駆使し、各地域におけるBEVにまつわる情報も逐一提供。ユーザーが遠方に出かける場合などでも、BEVコンシェルジュがきめ細やかにサポートする。また、BEVコンシェルジュだけでなく、クルマの使用時にはレクサスオーナーズデスクが24時間365日電話で対応し、レクサスBEVとともに過ごす時間に安心感をもたらす。
●自宅から目的地に至るまで、安心して利用してもらうための充電環境
・レクサスオリジナルの普通充電器本体と設置工事費を無償サポート。自宅での駐車中の充電環境が整うことで、安心してクルマが利用できる。
・全国183カ所のレクサス販売店に50kW以上の急速充電器(※)を設置。レクサス販売店ネットワークを活かし、出先でも安心してBEVを利用できる充電インフラを提供していく。
・「EV・PHV充電サポート」カードの利用者は、全国約2万カ所に設置されているe-Mobility Power充電器も利用可能。電欠に対する不安解消に寄り添っていく。
・目的地までの移動ルートと予測充電残量を考慮し、電欠の可能性がある場合に、充電スポットを案内するルート検索(moviLink)を提供。また車載ナビサービスに加えて、今秋よりスマホアプリでもナビサービスを開始し、BEVでの長距離移動をより安心で快適なものに変えていく。
※販売店での充電器の利用にあたっては「EV・PHV充電サポートカード」が必要となる場合がある。また、2023年3月30日時点で充電器を利用できない店舗もある

LEXUSオリジナル家庭用普通充電器(イメージ)

【レクサスならではのBEVライフスタイル体験の提供】

●予約可能なレクサス充電ステーションの設置・拡充
 LEPに加入する方が事前予約できるレクサス充電ステーションを、今夏に「東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区有楽町)」内から順次設置。My LEXUSのアプリを通じて、希望する時間を予約後、設置された急速充電器(150kW以上)を待ち時間なく利用できる。また、ユーザーが充電の待ち時間も有意義にすごせるような、商業施設などでの体験サービスを提供していく。このレクサス充電ステーションを2030年までに100カ所を目標に全国展開していき、レクサスBEVオーナーの利便性を高めるとともに、全国の充電インフラの拡充に貢献していく。

レクサス充電ステーション(イメージ)


●レクサスBEVオーナー向けの特別な体験の提案「レクサス エクスペリエンス」
 レクサスらしいBEVライフを充実させるための様々な体験・特典を案内。多彩で心豊かな時間を提供する。日本各地の充電器付きの宿泊施設を起点とした独自の旅行プログラム「レクサス・エレクトリファイド・ジャーニー」、各ホテルの充電器設置状況を紹介しつつ、国内外ラグジュアリーホテルの朝食サービスやアップグレード等のさまざまな特典が楽しめる「レクサス・ラグジュアリーホテル・コレクション」、レクサスBEVの試乗体験を含んだ日本の魅力に心で触れる旅「タッチ・ジャパン・ジャーニー byレクサス」の優待など、様々なパートナー企業とともに、ユーザーのBEVライフを豊かにする新しい体験価値を提案していく。サービスコンテンツは今後、順次拡大を予定している。
※体験サービスの詳細はこちらで。

【カーボンニュートラル社会の実現を目指したレクサスバッテリー3Rプログラムの構築】

バッテリー3Rプログラム(イメージ)

 レクサスBEVに搭載するバッテリーの3R(リビルト・リユース・リサイクル)を進めることで、BEVを作るためのサステナブルな仕組みづくりに挑戦していく。レクサスのBEVを新車・CPO(Certified Pre-Owned:認定中古車)で購入した方については、レクサス販売店にて下取り・買い取り・割賦契約における返却時に、新車では20万円、CPOでは10万円をバッテリー3Rへの協力金として提供。車両に搭載されたバッテリーは、新しいクルマへの活用(リビルト)、電力貯蔵などの蓄電池として活用(リユース)や、再資源化し新しい電池に生まれ変わらせる(リサイクル)ことで、無駄なバッテリーを作ることなく、カスタマーとともに環境社会へ貢献していく。

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