「GEOLANDAR A/T XD」は鉱業や農作業などの現場で用いられる商用車両向けに、過酷な使用環境に耐える性能を備えたオールテレーンタイヤだ。開発段階では耐久性に重きがおかれつつ、オフロードや雪上などでの悪路走破性、ロングライフ性能が追求された。冬用タイヤとして認められた証「スノーフレークマーク」を取得しており、冬季の使用にも十分に対応する。
世界中でSUV、ピックアップトラックの人気が高まる中、横浜ゴムは「GEOLANDAR」シリーズの新商品投入およびサイズ拡大を加速させている。オールテレーンタイヤでは「GEOLANDAR A/T XD」に加え、オンロード性能とオフロード性能を両立したスタンダードタイプの「GEOLANDAR A/T G015」、オフロードチューニングやドレスアップを楽しむユーザー向けの「GEOLANDAR X-AT」をラインアップしている。
横浜ゴムは中期経営計画「Yokohama Transformation 2023」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)のタイヤ消費財事業において、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」、「GEOLANDAR」、「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げ、商品ラインアップの拡充や各地域の市場動向に沿った商品の販売強化に取り組んでいる。
中でも、2023年は「GEOLANDAR」の拡販に注力され、「GEOLANDAR A/T XD」に加え、第3四半期にも新商品発売が予定されているほか、既存商品のサイズ拡大が進められている。さらに北米市場においてはトヨタ自動車のフルサイズピックアップトラック「タンドラ」およびフルサイズSUV「セコイア」向けに新車装着用タイヤ納入を進めるなど、さらなるプレゼンスの向上を図っている。