北米スバルが、新型「クロストレック・ウィルダネス」をニューヨーク国際オートショーで世界初公開! クロストレック史上最も頑丈でトレイルに特化したリアルオフローダー!

2024年型 スバル「クロストレック・ウィルダネス」
スバルの北米部門であるスバル・オブ・アメリカは、ニューヨーク国際自動車ショーにおいて、ウィルダネスファミリーの最新モデルである2024年型クロストレック・ウィルダネスを世界初公開した。スバルが誇るシンメトリカル・オールホイール・ドライブを組み合わせ、ドライブトレインの改良、X-MODEの標準装備、9.3インチの地上高、専用のボディクラッディングを備えた新型クロストレック・ウィルダネスは、これまでになく頑丈でオフロードトレイルキャパシティに優れたクロストレックに仕上げられている。

電子制御で悪路でもトラクションを最適化

新型クロストレック・ウィルダネスには、最高出力182ps、最大トルク238Nmの2.5リッター直噴SUBARU BOXERエンジンが搭載されている。スバルエンジニアは、パワートレインをウィルダネスのドライブトレインに搭載するにあたって、ディファレンシャルギア比の見直しやリニアトロニックCVTの再チューニングを施し、オフロード性能の向上を図っている。ファイナルレシオを4.111(従来は3.700)とすることで、SUVの登坂能力を向上させ、CVTの新しいチューニングにより、低速時や滑りやすい路面でのトラクションを最適化している。

2024年型クロストレック・ウィルダネスの最低地上高は236mmで、他のクロストレックモデルより120mm以上高く、すでに同セグメントで最高レベルとなっている。長いコイルスプリングとショックアブソーバーが地上高を向上させるとともに、特別なチューニングによりダイナミックなパフォーマンスを発揮する。フロントとリアのショックアブソーバーのストロークを長くすることで、荒れた路面でもタイヤが接地しやすくなり、車両の安定性を向上。また、減衰力の圧縮ストロークを長くすることで、荒れた路面での吸収力を高め、滑らかな乗り心地を実現している。

クロストレック・ウィルダネスは、地上高を増やしても低いステップイン高が維持されており、乗り降りしやすくなっている。足回りには、泥、砂利、雪の上で最適なパフォーマンスを発揮するヨコハマGEOLANDARオールテレーンタイヤが装着されている。マットブラック仕上げの専用17インチアルミホイールに装着されたこのタイヤには、浮き出た白い文字がエンボス加工されている。

クロストレック・ウィルダネスには、スバルのドライバーが選択できるデュアルファンクションX-MODEが搭載されている。このシステムには、スノー/ダートとディープスノー/マッドのモードが備えられている。それぞれのモードは、様々なコンディションでトラクションを最大化するために、エンジン出力とCVTのレシオポジションを最適化し、アクティブAWDのエンゲージメントを高め、トラクションコントロールシステム付きビークルダイナミクスコントロールを制御する。

スバルが誇る安全支援システム

前述のX-MODEには、標準装備のヒルディセントコントロールが搭載され、アクセルペダルの踏み込みが約10%以下の状態で時速20km以下で走行すると、下り坂で自動的に個別車輪ブレーキ制御が作動し、車速を抑えてくれる。アクティブ・トルクベクタリングは、2024年のクロストレック全モデルに標準装備され、道路やトレイルでの操縦安定性を向上している。車内ディスプレイには、危険な状況を判断しやすくするためのロールアングルインジケーターが表示されている。

新型ウィルダネスには、2024年のクロストレック全モデルと同様、受賞歴のあるアイサイト・ドライバーアシストテクノロジーが搭載されており、アドバンスト・アダプティブクルコン、プリクラッシュブレーキ&スロットルマネジメント、車輛スタートアラートなどをはじめとする様々な支援機能が含まれている。さらに、クロストレック・ウィルダネスには、オートマチック・エマージェンシー・ステアリングが標準装備されており、アイサイトおよびブラインドスポットディテクションと連動して、時速80km以下の速度で衝突を回避するためのステアリング制御を支援する。

オフローダーらしさはルックスからも

他のウィルダネスモデル同様、クロストレック・ウィルダネスのエクステリアデザインは、トレイルで強化された機能と人目を引くスタイルが融合されている。より高いオフロード性能を視覚的に伝えるため、全く新しいフロントおよびリアバンパー、大胆な六角形のフロントグリル、大型のホイールアーチクラッディング、金属製のフロントスキッドプレート、独自の六角形のデザインのLEDフォグランプ、マットブラック仕上げのアンチグレアフードデカルなどの専用スタイリングを加えている。

インテリアには快適性と耐久性を追求した内装が施されている。シートは快適で耐水性に優れたスバルStarTex素材で、フロントヘッドレストにスバル・ウィルダネスのロゴがエンボス加工されている。また、シフター、メーターリング、本革巻きステアリングホイールには、アルマイト処理を施した銅色のコントラストステッチを採用し、インテリアにアクセントを加えている。車内に入ると、始動時にメーターディスプレイにウィルダネスのロゴが表示され、ドライバーを出迎えてくれる。

車内システムには、SUBARU STARLINK 11.6インチマルチメディアプラスシステムが標準装備されている。11.6インチの高解像度タッチスクリーンは、フルスクリーン表示でワイヤレスApple CarPlay/Android Autoに対応している。センターコンソールの前後にはUSB-AおよびUSB-Cポート、デュアルゾーンオートエアコン、フロントシート、フロントガラス、エクステリアミラーヒーターが装備されている。

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