2023年の「GRヤリス」は390psへ!? 【モーターファンフェスタ2023】

2023年4月23日(日)に開催されたモーターファンフェスタ2023。TOYOTA GAZOO RacingのブースにはGR PARTSを纏ったモデルが多数展示されていた。

GR PARTSとはモータースポーツからのフィードバックというGRの理念を形にしたものであり、空力をコントロールするエアロパーツはもちろん、剛性を高めるブレースなどもあり、スポーティな雰囲気を高めるだけでなく、クルマのポテンシャルも高められる。

今回「モーターファンフェスタ2023」の会場には、GR PARTSを纏ったGR86やGRスープラ、さらにはGRヤリス GR PARTS CONCEPT 2023が展示され、カタログやweb上では得られない実車の雰囲気を感じ取れた。

GRヤリス GR PARTS CONCEPT 2023

TGRレーシングドライバーを務める大嶋和也氏とともに鍛え上げたGRMNヤリスの思想をそのままに、GRヤリス向けにチューニングしたアイテムが装着される。具体的にはフロントスポイラー(6万6000円)とサイドスカート(5万8300円)、さらには2023年内に発売を予定しているGRカーボンフードとGRカーボンリヤウイングも装着。内装ではRECARO社製のGRフルバケットシート(35万9700円:2023年内発売予定)が備わっていた。

なお、GR PARTS CONCEPT 2023ではGR YARIS PERFORMANCE SPFTWARE 2.0が提供されるとのこと。これによって最大トルクは370Nmから390Nmへ向上。さらにアクセルや四輪駆動配分、ステアリングなど27通りの中からひとりひとりに合わせたセッティングが提供される。

GRスープラ

フロントからリヤにかけて炭素繊維強化樹脂(CFRP)を用いたエアロを装備。そのほかアルミニウム鍛造1ピースの19インチホイール、110mmもの大径が目を引くGRスポーツマフラーを装着していた。

GR86

フロント&リヤスポイラー、サイドスカートなどはもちろん、リヤウインドウ表面を整流するGRエアロルーフフィン、ステアリング操舵時の浮き上がりロール低減に貢献するGRリヤサイドスポイラーといった存在感は控えめだが、確かな機能性を有するアイテムも装着。

大切な愛車に長く乗るためのパーツも用意

新車に装着するカスタマイズパーツだけでなく、TOYOTA GAZOO RacingはGRヘリテージパーツプロジェクトとして多くの部品の復刻に力を注いでいる。

取り扱っているのは、当時の部品を復刻再生産した「復刻部品」と、現在供給中の部品が当時の部品と互換性があると確認できた「代替部品」の2種類。

例えば、2000GTのベアリングキットや2ndギヤ、A70スープラのクォーターエンブレム、AE86のリヤブレーキキャリパー、ランドクルーザー40のスタータなどなど。豊富なパーツの実物を会場では確認できた。

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