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国内新車販売は回復傾向、新型コロナの影響は徐々に緩和か。

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が5月1日に発表したデータによると、2023年4月の国内新車販売台数(登録車・軽自動車)は34万9592台となり、前年同月比で16.7%の増加となった。登録車と軽自動車の合計では8ヶ月連続で前年同月比プラスを記録している。新型コロナウィルス流行による部品の供給不安定による生産調整の影響は縮小され、前年よりも生産台数が回復しつつある。
登録車は国内自動車メーカーの主要9ブランドすべて好調を記録。

4月の登録車新車販売台数は、21万9987台で前年同月比23.1%増。4ヶ月連続のプラスとなった。自動車ブランド別にみると、国内自動車メーカーの主要9ブランドのすべてがプラスとなった。トップのトヨタは11万4761台で前年同月比118.2%を記録し2位の日産(2万2181台)と大きく差をつけている。レクサスは前年同月比245.4%、マツダは同212.5%と大幅増。マツダはSUVの新モデルCX-60の販売好調が貢献していると見られている。
メーカー | 販売台数 | 前年同月比 |
---|---|---|
トヨタ | 11万4761台 | 118.2% |
日産 | 2万2181台 | 126.6% |
ホンダ | 1万5562台 | 104.6% |
マツダ | 1万1753台 | 212.5% |
スズキ | 9106台 | 153.2% |
レクサス | 7535台 | 245.4% |
スバル | 6143台 | 107.1% |
三菱 | 3823台 | 183.0% |
ダイハツ | 2922台 | 21.6% |
軽自動車の販売台数は19万3937台で前年同月比4.5%増

4月の軽自動車新車販売台数は12万9605台で前年同月比7.2%増。自動車ブランド別にみると、ダイハツ、スズキ、日産、トヨタ、マツダがプラスとなった。トップのダイハツは4万8948台で前年同月比115.2%と好調。8ヶ月連続でのシェアトップを獲得している。2位にスズキの3万9265台で前年同月比108.6%が続く。一方で、三菱は2133台で前年同月比88.0%と大幅なマイナスを記録した。予約の段階で好調を記録しているデリカミニの販売が期待される。
メーカー | 販売台数 | 前年同月比 |
---|---|---|
ダイハツ | 4万8948台 | 115.2% |
スズキ | 3万9265台 | 108.6% |
ホンダ | 2万1008台 | 93.1% |
日産 | 1万853台 | 103.5% |
三菱 | 2133台 | 88.0% |
トヨタ | 3012台 | 101.8% |
マツダ | 2861台 | 128.2% |
スバル | 1516台 | 95.3% |