目次
商品の特長
1. 検知機能を含み、同時に小型化を設計の工夫で両立
車載リアカメラに検知機能を追加することで、カメラ内のCPU負担が増大し、発熱量が従来比の約3倍となる。そのため、排熱処理のためにカメラサイズが大きくなるところを、消費電力低減、放熱構造・熱伝導部品の工夫などにより、従来車載リアカメラ並みの大きさが実現された。これにより、車両デザインを損なわない設置が可能となった。

2. 歩行者検知とカメラレンズ面汚れ検出機能
車両後退時の接触事故を抑制するためには、背景に対する歩行者の輪郭を検出する必要がある。この検知には、画質の最適化や形状検知、移動量検知などの複数のアルゴリズムが併用されている。また、歩行者不在の状況下で、歩行者がいると誤り、ブレーキ制御が行われないよう、アルゴリズム間の調整処理により誤検知の抑制も行っている。さらに、歩行者検知機能の動作を阻害するカメラレンズ面への汚れを検出しレンズ清掃を促す機能も有している。

3. 検知性能向上に向け、映像処理をビューと検知に分離、画質調整に適した当社独自の映像処理エンジンを採用
高精細・高画質な映像をディスプレイに表示しながら、検知性能を最大限引き出せるよう、信号処理LSIの映像処理ブロックをビュー(ディスプレイ表示用)と検知(歩行者検知用)の2経路に分離されている。これらの画質調整機能の実現にはパナソニック独自の映像処理エンジンが採用されており、人物検知に適したコントラスト補正と、色再現性などの高視認性技術が活用されている。
