日産自動車、720型ダットサントラックから始まった米国での生産開始から40年の節目を迎える

日産自動車はこのほど、米国における生産開始から40年という節目を迎えたことを発表した。

テネシー州デカードのパワートレイン工場とミシシッピ州キャントンの自動車組み立て工場で、併せて累計で約2000万台の自動車と1300万基のエンジンを製造

日産の米国での自動車生産の歴史は、1983年6月16日に720型ダットサントラックがテネシー州スマーナ工場からオフラインした瞬間から始まった。

720型ダットサントラック

それ以来日産は、1997年にテネシー州デカードにパワートレイン工場を、そして2003年にミシシッピ州キャントンに自動車組み立て工場を設立するなど、米国での拠点を拡大。これらの設備は併せて、累計で約2000万台の自動車と1300万基のエンジンを製造してきた。

日産自動車専務執行役員のジェレミー・パパン氏はこのように述べている。
「1台のピックアップトラックから始まった物語は、40年の歴史あるマニュファクチュアリング・エクセレンスへと発展しました。このマイルストーンは、単に40年という年月の末に到達した製造・販売台数を意味するのではありません。これは、私たちの目指す電動化された未来に向け、当社の製品やサービスを改善する努力を続けている2万1000人を超える米国の日産従業員の功績です」

日産は、2030年までに19車種のEVを含む27車種の電動車をグローバルに展開することを目指す長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」の一環として、次世代のクルマ作りを行うための向上設立を進めている。

2022年には5億ドルを投資して、ミシシッピ州のキャントン工場を米国のEV製造の中心拠点とし、2025年から新型EV 2車種の製造を行うと発表。また、日産は2030年までに米国におけるEVの販売比率を40%に引上げることを目指している。

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