10月開催の「2023ブリヂストン・ワールド・ソーラーカー・チャレンジ」に商品設計基盤技術「エンライトン」搭載タイヤを供給

ブリヂストンはこのほど、タイトルスポンサー10周年を迎える今年の「2023 ブリヂストン・ワールド・ソーラーカー・チャレンジ(以下BWSC)」において、新たなプレミアムを創造する商品設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」を搭載したタイヤを、同社過去最大となる35チームへ供給すると発表した。

ブリヂストンは2013年からタイトルスポンサーを務めているBWSCを2031年大会までサポート

2年に一度開催されているブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(BWSC)は、オーストラリアのダーウィンからアデレードまで3000kmを走破する世界最高峰のソーラーカーレース。太陽光を動力源として使用するソーラーカーの技術的な革新と、若手エンジニアの育成を目的として掲げている。今年は10月22日~29日に開催される。

「エンライトン」は、タイヤの大幅な軽量化と転がり抵抗低減、原材料辺りの摩耗ライフの向上などにより、省資源化や環境負荷低減に貢献するとともに、従来はトレードオフの関係にある運動性能や耐久性などの諸性能との両立を可能にするタイヤ技術で、航続距離の延長に貢献する。

ブリヂストンは、サステナビリティを経営の中核に据え、ビジョン「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社」へ向けて、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を新たな形で進化させ、持続可能なモビリティ社会、モータースポーツ文化の発展を支えるとともにブリヂストンブランドをサステナブルなグローバルプレミアムブランドとして構築していくことに挑戦している。「極限」の条件がタイヤに求められるモータースポーツ活動を通じて、カーボンニュートラル化やサーキュラーエコノミーの実現へ向けた取り組みについても加速し、2013年からタイトルスポンサーを務めているBWSCを、2031年大会までサポートする。

●BWSC大会概要
・開催期間:2023年10月22日~29日
・開催場所:オーストラリア(スタート:ダーウィン/ゴール:アデレード)
・主催者:South Australian Motor Sport Board (SAMSB)
・クラス区分(参加チーム数は6月4日時点)
(1)【Challenger Class(チャレンジャークラス)】
「タイヤ3輪もしくは4輪/ドライバー1名」の条件のもと、速度を重視したデザインの車両で目的地までの順位を競うレース。
※ブリヂストンタイヤ装着チーム数:25チーム(全32チーム)
(2)【Cruiser Class(クルーザークラス)】
「タイヤ4輪/ドライバー1名+乗員1名以上」が乗車できる車両で、エネルギー効率や実用性を競うレース。
※ブリヂストンタイヤ装着チーム数:10チーム(全11チーム)
(3)【Adventure Class(アドベンチャークラス)】
過去の大会の規則に準じた車両など、上記「チャレンジャークラス」「クルーザークラス」の条件を満たさない車両でも参加できるレース。

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細田 靖