シャシーはフォルクスワーゲン1200が使われているものの、目的はVWに限らず、スポーティな乗用車を作ることであった。
コンセプトはボディを売ることなので性能面は気にしていないが、開発の現場では輸出も考えた日本的カスタムカーという面も考慮されていたようだ。その際はツインキャブやハイカム、スーパーチャージャー搭載も検討されていたという。
ボディサイズは全長4450×全幅1650×全高1310mm、ホイールベース2400mm。全長はべ—スモデルよりも300mmも伸ばされており、独自の印象を与をるスタイリングとなっている。
ボディの特徴は取り外しが可能なプラスチック製のルーフで、後席に収納可能となっている。ボディは長くなっているものの2ドアボディで後席スペ—スも割り切られており、こうした点に国産車をリードする美しいボディのコンセプトであることがうかがえる。
ちなみに価格も発表されており、ボディのみが98万円。シャシ—付きは170万円だった。
ルーフを外してオープンエアを満喫
プラスチック製の透明なルーフはそのままでも開放的だが、さらに外すことが可能。可倒式のリヤシー トバック内には、リヤエンジンのバルクヘッドまでの間に荷室空間が設けられ、外したルーフはここに格納。