出展テーマは「地域を良くし、暮らしを豊かに ~空からのダイハツ、陸からのスズキ~」。両社の軽トラックなどを展示
スズキ、ダイハツの両社は、農業を含めた一次産業を中心に愛用されている軽トラックを約60年間にわたり生産・販売し続けるなかで、それぞれ、農作業に関する負担を軽減し、担い手不足や高齢化といった農家の方々の困りごとを解決できないかを常に考えてきた。
具体的な取り組みとして、スズキは2011年より自社でスズキ農園の運営に取り組んできた。また近年、電動車いすの車体を流用した農業用電動台車「モバイルムーバー」を、地元静岡の農業ベンチャー企業である株式会社エムスクエア・ラボと共同開発し、農薬散布や運搬などでの活用を検討している。
一方ダイハツは2020年より、軽トラックに積載可能なドローンを用いた農薬散布を中心とした支援活動を、兵庫県丹波篠山市にて開始。通常、農薬散布は重いタンクを背負いながら行う大変な作業だが、ドローンを使うことで広い敷地に効率よく散布することが可能となり、農家の方々の負担を軽減する。この支援活動には、2021年からスズキも参画し、両社が一体となって農家の方々の困りごと解決に向け、地域の一員となり活動を実施している。
今回の「第8回 国際スマート農業EXPO」では、「地域を良くし、暮らしを豊かに ~空からのダイハツ、陸からのスズキ~」を出展テーマとし、両社が協力して日本の農業や地域社会を活性化していく想いを表現するため、両社の軽トラック(スズキ「キャリイ」、ダイハツ「ハイゼット トラック」)に加え、スズキの「モバイルムーバー」と、ダイハツの農業用ドローンを展示する。
そして今後も両社は、農家をはじめとした方々の暮らしに寄り添い、地域社会をより豊かにしていきたいという共通の想いのもと、困りごと解決に向けたサポート活動に協力して取り組んでいく方針だ。