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日本の降雪期に求められる性能を追求したSUV専用のスタッドレスタイヤ
昨年12月から今年2月までの日本の天候は暖冬だったのだが、冬の前半に強い寒気が、後半には暖かい空気が流れ込んだ影響で、気温の変動も大きくなった。気温が高くなると雪質は水を含んだ重たいものとなり、気温差が大きくなると路面の状態も湿った雪が混じるシャーベット状態から、凍結したアイス状態まで刻々と変化する。
昨今の気候の特長をとらえ、同社は、スタッドレスタイヤにはこうした不安定な路面状況に対応できる性能が求められているとの考えから、日本の降雪期に求められる性能を追求したSUV専用のスタッドレスタイヤとして「OBSERVE GSi-6」と「OBSERVE W/T-R」をラインアップし、本格的に発売する。
オブザーブGSi-6
さまざまな状況に変化する冬の路面でのハンドリング性能とブレーキング性能を向上。圧雪路でのブレーキング性能は同社従来品(オブザーブGSi-5)比で7%良化し、ウエット路面では制動距離を同11%短縮した。クロスカントリー車向けを中心に、先行発売していた2サイズから15サイズを新たに拡充して、全17サイズのラインアップでの展開となる。
オブザーブGSi-6の主な特長
●「オブザーブGSi-6」サイズラインナップ
オブザーブW/T-R
荒れた雪路や深雪路などでの走破性を追求したのがオブザーブW/T-R。深雪路面でのトラクション性で効果を得るために、タイヤの側面に同社のオフロード向けタイヤなどで使用している大型のサイドブロックをスタッドレスタイヤとしては初めて採用した。昨年、雪路での走破性を志向するユーザー向けに1サイズを限定的に販売したところ好評を得たので、このたび新たに2サイズを拡充し、全3サイズのラインアップで正式に発売が開始される。