三菱自動車が専門学校HALデザイン学科とともに実施した産学共同プロジェクトのグランプリ作品が決定!

三菱自動車は、カーデザインを希望する学生の育成への貢献と同社デザインのプレゼンス向上を目的に、専門学校HALカーデザイン学科との産学共同プロジェクトを今年4月から実施しているが、9月に学生による最終プレゼンテーションを行い、このほどグランプリ作品が決定したことを発表した。

10年後の未来を想定し、冒険心を持った三菱自動車ユーザーに向けて、コア技術である電動化技術と四輪制御技術を生かした新しいライフスタイル・モビリティを企画・提案

今回で2回目のプロジェクトとなった2021年度のテーマは「Ambition to Explore」。学生たちは10年後の未来を想定し、冒険心を持った三菱自動車ユーザーに向けて、コア技術である電動化技術と四輪制御技術を生かした新しいライフスタイル・モビリティを企画・提案した。

オンラインにて実施された最終プレゼンテーションでは、学内プレゼンテーションを勝ち抜いた3名の学生が、同社執行役員の渡辺誠二デザイン本部長をはじめ指導にあたった現役デザイナーなどに対し渾身の作品を提案。中村雪之丞さんの作品が見事グランプリに選ばれた。グランプリ作品を含め、今回選ばれた優秀3作品および提案者のコメントは以下のとおり。

●グランプリ(提案者:中村雪之丞さん)

「スポーツEV、EVトライアスロンをテーマに、三菱自動車の4WD技術を生かす新たな競技車両を提案。走りへの信頼感を表現するスタイリングや、レースに集中できるシンプルでノイズレスなコックピットが特徴です。また、異なる路面状況に対応するためタイヤや車高が変化します。ランサーエボリューションやラリー競技車の要素を取り入れつつ、全く新しい車両にすることを意識しました」(中村さん)

●ニューコンセプトアワード(提案者:白鳥龍祐さん)

「自然保護やSDGsの意識の高まりや、テレワークが進むことで、自然に囲まれて生活する社会人が増加すると想定。『自然とクルマの共生』をコンセプトに、フロントウィンドウを大きくとり、搭載するドローンで撮影した映像を、ダイナミックなパノラマビューで観賞できるクルマを提案します。三菱自動車らしく水平基調のしっかりした骨格や、車高を高く取り下を絞ることで、踏ん張り感を表現しました」(白鳥さん)

●ニューバリューアワード(提案者:波多野永遠さん)

「コンセプトは『自分を魅せるコンパクトスポーツカー』。多様化・国際化の流れを受けて、女性のエンパワーメントがより進んだ世の中を想定し、ファッションが好きで芯のある女性のためのクルマを提案します。服の重なりやコーヒーサーバーなどをデザインのイメージとし、優雅さで華やかかつモードで力強さを感じるスタイリングとしました。ドライバーのファッションを引き立たせるため、サイドウィンドウを大きくし、乗り降りの際に所作が美しく見えるよう車高を低く設定したこともポイントです」(波多野さん)

今回の発表に際し、渡辺誠二デザイン本部長は次のように述べている。
「ひとつひとつの作品に夢を感じました。デザイナーとして大事なのは、夢を描き、ワクワクするような体験価値をクルマのデザインとしてお客様に提供することです。今後仕事をするうえでも個性や独自性を発揮して、これまでに見たことがない、皆がワクワクするようなクルマをデザインしていってほしいです」

●専門学校HAL公式サイト

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