こんなクルマ見たことない!? “俺ジナル”なオーナーカーが「オプション富士」に集結!

ダブル オプション ジャンボリー
謎のスポーツカー登場! Wオプションジャンボリーの会場には、ほかにも個性的なマシンが勢揃いした。
チューニング雑誌『オプション』の創刊40周年を記念したイベント「Wオプションジャンボリー(オプション富士)」が10月10日、富士スピードウェイで開催された。当日はメーカー&ショップブースがずらりと会場に軒を連ねて自慢のデモカーを展示したほか、ドレスアップ&カスタムコンテストに参加するオーナーカーも勢揃い。その中で見つけた注目マシンをピックアップしてご紹介しよう。

オプション創刊40周年イベント「Wオプションジャンボリー」は大盛況!

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トークイベントが開催されるステージの前に堂々と展示されていたのが、9月に発表されたばかりの日産GT-R プレミアムエディション Tスペック」だ。専用カーボンセラミックブレーキや専用レイズ製アルミ鍛造ホイールでバネ下重量を大幅に軽減し、フットワークに磨きがかけられている。

イベントではGT-Rの開発リーダーを務める田村宏志さんがトークショーに登場、チューニングショップ「トップシークレット」のスモーキー永田さんとGT-R談義に花を咲かせる場面もあった。

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こちらのホンダNSXは老舗マフラーメーカー、柿本改のデモカーだ。ボディの前後はパイプフレームに作り替えられ、3.1Lに排気量アップされたC30A型エンジンは自然吸気のままで390psを発生するという。

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日本屈指のチューニングメーカー、HKSがトータルチューニングを施したトヨタ GRヤリス。タービンはプロトタイプのものに交換されているが、エンジン本体はノーマルのまま。ミッションも純正6速を使うなどハードなチューニングではないにもかかわらず、レーシングドライバー 谷口信輝さんのドライブにより筑波サーキットで0分58秒456を記録するあたりはさすがHKS。PANDEMのエアロも迫力だ。

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会場でただならぬ存在感を発揮していたのがこちらのマシン。パーヴィス・ユーレカというオーストラリア生まれのキットカーだ。低く構えたスタイリング、上側にリフトアップするキャノピーなど、じつにカッコいい。基本メカはフォルクスワーゲン・ビートルのものを用いており、エンジンは空冷4気筒をミッドに搭載する。

オーナーは水没車だったマシンをコツコツと自分で修復したという。それにかかった期間は約7年。「20代はほとんどこのクルマの修復に費やしました」とのこと。

また、オーナーはFRPなどを駆使していろいろなオリジナルパーツを自作。エンジンフード状のエアスクープやスーパーチャージャー(ダミー)も自分で製作されたとのこと。いやはやお見事です!

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「BALLYHOO MANTARAY」という車名のオープンカー、じつはベースはルノー・スポールスピダー。その名の通り、モチーフになったのはイトマキエイで、著名なカスタムショップ、バリーフーの手によるものだという。

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こちらも日本では見かけることが珍しい、ホールデンのマルーR8。6.2LのV8スーパーチャージドエンジンを搭載する、バカッ速のピックアップトラックだ。

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ウェッジシェイプがスタイリッシュなスポーツカーの正体は、アブフラッグのワイドボディキットを装着したトヨタ・スープラ(A90型)。バンパー加工やカナード製作などをワンオフで行い、オリジナリティにあふれた1台に仕上がっている。

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三菱GTOをシザースドア化。懐かしのテレビドラマ『ゴリラ・警視庁捜査第8班』に登場した2台のガルウイング車、スタリオン&エクリプスを思い出さずにはいられない。

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マツダRX-7(FD3S)がワゴンに!? かつて販売されていたトラスト製エアロゲートを装着したもので、往年のトラスト・ポルシェ962Cをモチーフにしたカラーリングもどハマりしている。

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「仏壇FD」を名乗るのが外も中も金ピカのマツダRX-7(FD3S)。注文から完成まで1年かかったという19インチのアメ鍛ホイール(INCURVE TS-15)で足元まで隙なく決まっている。

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懐かしの日産NXクーペを発見! じつはこれ、海外仕様の左ハンドル車で、北米ではNX2000の名前で販売されていたモデルだ。エアロはMSデザイン製。

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「現代版・マツダスピードAスペックをモチーフにした」というマツダ・ランティス。緑のボディカラーをめくると下からJTCCのカラーが現れる、というイメージの外装もユニークだ。

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極限までツライチを追求したスズキ・スイフトスポーツ。エアサスではなく車高調でここまで車高短を実現しているとは、恐れ入りました。

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こちらのホンダS660、フルエアロでスポーティにカスタマイズされているのだが、リヤにはヒッチキャリアが装着されていた。積載スペースがほとんどないS660なので、これは便利そう。

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ミニパト仕様のホンダN-ONE。「山梨県”軽”」と洒落が効いてます。

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ピカピカのいすゞ・ピアッツァ。なんと、マツダ・ロードスターのトランスミッションを流用して6速MT化されている。

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こちらは長野県にあるロードスター専門店「ガレージI」が手がけたマツダ・ロードスター(ND型)。エンジンが13B型ロータリーに換装されているのに驚かされた。ガレージベリー製のエアロとスカイブルーのボディカラーでまとめられたエクステリアもスタイリッシュだ。

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というわけで、大賑わいだったWオプションジャンボリー。1981年に創刊された『オプション』が今も続いているのは、今回のイベントに参加してくれたようなメーカー、ショップ、オーナーのみなさんのおかげということを改めて実感した次第。姉妹サイトの「WEBオプション」ともども、今後もよろしくお願いします〜。

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