11月以降に発売が予定されている新型レクサスNXの新車装着用タイヤにランフラットテクノロジーを採用した「アレンザ001」が採用

レクサス新型NX
ブリヂストンはこのほど、レクサスが11月以降に発売する予定の新型「NX」の新車装着用タイヤとして、ランフラットテクノロジーを採用した「ALENZA 001(アレンザ ゼロゼロワン)」が採用されたことを発表した。装着サイズは235/50R20 100V。

パンク時に空気圧がゼロになっても、車重を支え、所定のスピードで一定距離を走行できるランフラットテクノロジーを採用。最新技術の搭載により通常走行時の乗り心地も向上

ブリヂストン・アレンザ001

新型NXは、走り、デザイン、先進技術が全面刷新されており、駆動力コントロール、空力、軽量化等の基本性能が徹底的に磨き上げられている。ラインナップには、レクサスの電動化ビジョンのもとで開発された、レクサス初のPHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)も含まれている。

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これまでブリヂストンは、レクサスとの長年にわたる共創を通じて、同社が様々な車両を通じて提供する価値の実現に貢献してきた。「ALENZA」は、オンロード領域のプレミアムSUVタイヤブランドで、今回新型NXに装着される「ALENZA 001」は、サステナビリティ、モビリティの進化を見据えた、当社の「断トツ商品」のひとつ。パンク時に空気圧がゼロになっても、車重を支え、所定のスピードで一定距離を走行することができるランフラットテクノロジー採用タイヤで、ブリヂストンの最新技術を搭載することで、通常走行時の乗り心地も向上している。

ブリヂストンのランフラットテクノロジー採用タイヤは、サイド部に補強ゴムを搭載することで、空気圧がゼロになっても、車重を支え、所定のスピードで一定距離を走行(ランフラット走行)することができる。そのため、急なパンク時にも路上でタイヤ交換を行うことなく安全な場所まで移動して停車することが可能になる。また、使用されずに廃棄されることの多いスペアタイヤ(応急用タイヤ)が不要になることで、省資源化および車両の軽量化による燃費向上を通じて、環境負荷の低減にも貢献する。

「ALENZA 001」に搭載された新「クーリングフィン」(タイヤのインサイド側)

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タイヤの空気圧が低下したランフラット走行時には、タイヤのサイド部の変形が大きくなりゴムが発熱、高温になることで破壊に至る。新型「NX」に装着される「ALENZA 001」には、タイヤのサイド部表面に特殊な形状の突起を設けることで、空気の乱流を促進してタイヤを冷却する技術「クーリングフィン」を採用。突起の形状を最適化した新しい「クーリングフィン」を搭載することで、より効率的にタイヤを冷却することが可能となり、ランフラット走行時のサイド部の温度上昇を抑制、耐久性の向上を実現している。また、今回新たに開発したサイド補強ゴムは、ランフラット走行時の発熱を抑制し、高温でも壊れにくい特性を持っている。そのため、従来の補強ゴムと比較してランフラット走行時の耐久性を維持したまま、補強ゴムを薄くすることが可能になった。硬い補強ゴムを薄くできることに加え、通常走行時の温度域では軟らかい特性を有していることから、通常走行時の乗り心地も向上している。

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